今年の納竿後、車から釣りのタックルや車中泊の装備を片付け、倒してあったセカンドシートを立ち上げて本来の車内に戻しました。
サード座席がないので、荷物は積める方なのですが、ワンボックス車に比べれば少ないのが気になりますが、荷物を整理する癖をつけるには良いかとも考えています。1泊2日の遠征でも十分な広さがあり、セカンド座席を目に倒せば全くフルフラットになり、足を伸ばして寝られます。実際、私の場合、広いと却って使わないようなものまで積み込んで、結局倉庫状態になってしまうのかも。
ロッドも普段使っているものはガイドの泥をとって綺麗にします。普段使っているロッドは、
向かって右から①Century C2 13ft 3.5lb
②Daiwa Mad dragon 12ft 3lb ③Daiwa Mad dragon k 12ft 3lb ④UkDaiwa tournament AGS 12ft 3lbです。4種類ともそれぞれが個性があり、値段も違いますが、値段と関係ないそれぞれの持ち味があります。
ここでは、これまであまりコメントされていないところについて書いてみたいと思います。写真でもなんとか目視できますが、実はリールシートの位置が微妙に違います。私自身の経験からも、このリールシートの位置により、キャスティングから魚をかけてからのやり取りまで、大きな違いを体感することになります。もちろん竿の硬さもありますし、実際、同じ3lbでもロッドによって持って振った感じが違うことは多いと思います。
特に魚をかけてからは、竿さばきに大きく関係するのが、このリールシートの位置と竿の重心の位置だと思います。ちなみに、竿尻からリールシートにリールを着けた状態でリールフットまでの距離を測定すると
①Centuru C2 13ft 3.5lb:62cm
②Daiwa Mad dragon 12ft 3lb:63cm ③も同じ
④UkDaiwa tournament AGS 12ft 3lb:65cm
となっています。
次に、ロッド全体の長さも考えます。ロッドの長さ12ft(365.76cm)、13ft(396.24cm)に対する竿尻から重心までの比を計算してみます。( )内は長さ。gamakatsuではモーメントを数値化していますが。
①30.3%(121cm)
②32.8%(120cm)
④33.6%(123cm)
となります。リールを着けた状態での重心の位置は、当然上記の数値に比例したものになり、3本のロッドの相対的な順位は変わりません。
石鯛竿などではさらにこの比が小さくなります。したがって、石鯛竿では腰に石突を当ててリールを巻くことになり、④のような竿ではリールフットの位置で竿を持ちもう一方の腕の指で、竿の重心より先を持つ感じですね。当然石鯛竿より短いCarpRodの場合は、竿で魚の引きをためるのも早い動作が必要でリールのドラッグもクイックドラッグが力を発揮します。どちらを好むかは個人の好みによりますが、それぞれに味わいがあります。
私は、どちらも好きですが。なので、未だに、石鯛竿も1セット持っています。夏場などの亀の活発な時期には一本ばりの吸い込み仕掛けで石鯛竿を使っています。