リーマンの鯉釣り日記

鯉釣りを始めて、もうかれこれ40年、鯉釣りが好きなんですと言える気持ちを持ち続けていたいです。

余呉湖24時間釣行

2022年11月13日 | 余呉湖
 土曜から日曜にかけて24時間の余呉湖釣行へ行ってきました。金曜日の夜の卓球がだんだんと軌道に乗って来て、練習中、少し休もうかとすると,初心者の方から指導をお願いされて、結局休む間も無く2時間が過ぎていく中で、終わると、心地よい疲れで、熟睡できるので、その気持ち良さを少しづつ実感して来ています。なので、釣りは土曜の朝からです。

 多くのアングラーもこの土日に,大会の最終日をなんとかサイズアップを狙っての釣行をされているようです。私も一応エントリーはしているものの、なかなか納得できる鯉をゲットできていないこともあり、申請することは今回はないかなと、そんな感じで、最近の余呉湖の魚の食って来る時間帯を考えて、家を出たのは朝の6時半で、のんびり今回は軽バンで近江路の景色を感じながらハンドルを握っての余呉湖インです。

 着いたのが、9時過ぎで、ゆっくり湖周道路から湖面を横目で見ながら、一人、二人と鯉釣りアングラーの数を数えていくと、8人分ほどのロッドポッドが数えられます。最近の余呉湖としては珍しく多い感じで、有名ポイントは大体竿を出されている感じです。

 今回、私は、殆ど竿が入っていないポイントを考えているので、ゆっくりと知り合いのアングラーと挨拶しながら、前日金曜の夕方から入っている人の情報を聞きつつ、自分のポイントへ入りました。誰もほとんど入ってないポイントなので、雑木が生い茂って、蔦が絡みついていたりしてるので、のこぎりで切ったりしながら、かなり足場の悪いポイントに今回ロッドをセットしました。最近の傾向として、正午過ぎは一つの喰って来る時間帯なので、それを見越して、第1投したのが、午前10時半。来るたびに、日毎に秋の気配を感じさせる余呉湖ですが、景色を堪能する心の余裕も持っていたいと自分に言い聞かせての最近の余呉湖での釣行です。

  

 釣り座につく前に挨拶したアングラーからの話ではまだ、鯉は上がっていないということなので、今回はなかなか厳しいかもと思いながらも、新しいポイントでもあり、新鮮な気持ちでアタリを待つこともできます。2時間ほど経った頃でしょうか、そろそろ昼の食事の準備でもと考えていたとき、バイトアラームATTが「ピーーー」というモノトーンな音を発し、当たりを知らせます。一番車から近い竿です。時計をみると12時半です。餌を打ってから約2時間での当たりです。竿を持ちながらドラッグを締めて竿を立てると、グーッと重さを感じる手応え、さらにその瞬間、トルクを感じさせる強烈な引きに、竿がのされそうになり、咄嗟にクイックドラッグを緩め、ここからやりとり開始です。と心構えができた瞬間、抵抗がなくなり、痛恨のバラシです。針のすっぽ抜けかと,竿を上げてみると、なんと今回初めて試してた中通しのおもりの先糸のクリップから糸が抜け落ちていました。カシメている部分が抜けるので、十分に注意していたのですが、がっくりです。いつもようにレッドコアでの仕掛けにしておけば,こんなことにならなかったのにと後悔先に立たずです。

 そこで、全部の竿のオモリの部分をいつものようなレッドコアの仕掛けに戻すべく、竿を上げて打ち返すことに。しかし、手応えの感触から確実に大型だったので、このバラシはこたえました。これで今回の釣行は坊主かもと半分覚悟をしましたが、気分を取り直して、第1投でもあったので、仕切り直しという感じで気分切り替えての第2投です。

 その後、昼食を終え、コーヒーを飲みながら秋の余呉の景色をカメラのレンズを通して再確認している時、午後の2時半くらいだったでしょうか、再度、モノトーンなATTのバイトアラームの音にびっくりです。しかし、デルキムと違って、慌てるアラーム音ではないので、落ち着いてランプの色を確認すると、一番車から離れて打ってある竿です。車から100m以上離れています。タモとアンフッキングマットを小脇に抱えて、釣り場へ急ぎます。釣り座についても息が上がっているのが自分でも確認できますが、今度はバラせないと、落ち着いて竿を持つと、鯉の感触が伝わってきますが、先ほどのような強烈さはなく、それでも元気よさが、竿を通して伝わってきます。ちょうど車で通りかかった人がこの様子を目撃して、近くにやってきて一部始終を見ています。寄せて来て、魚体を確認して、その大きさにびっくりしているようですが、我々にとってはそれほどの大きさでもないサイズなので、落ち着いてネットイン。その様子を見て、「こんなに簡単に上げられるのですか?」と驚いていましたが、80台の鯉なので、こんな感じかなというのが我々アングラーの感覚でした。

   

 その後、この竿だけ打ち返して、夕方の当たりを待つことに。知り合いのアングラーにラインで報告すると、「後から来て先に喰わせるとは!」と何とも言えないお言葉をいただき、先ほどのバラシをなんとか引きずらないことになってひと安心です。

 結局、夕方の当たりはなく、翌日の朝を迎え、朝8時過ぎの当たりに期待するかと思っていた時に、目の前のバイトアラームが「ピーーー」。受信機のランプの色を見ると、またもや一番遠い竿です。今回は、タモは,もう一つその竿の近くに置いてあったので、マットだけ小脇に抱え、朝の軽いランニングです。バイトアラームの音が少し弱めで途切れ途切れですが、確実に鳴り続けています。釣り座に着くと,リールのスプールから確実に糸が出続けています。

 竿を持ちながらリールのドラッグを締めて竿を立てると、ずっしりと重さを感じますが、どうも引きの重さより、藻が絡んでいる重さを感じます。とにかく重い。藻が絡んでいることは確かです。道糸は4号なので、注意しないとラインブレイクの可能性があります。鯉だけなら十分メーターオーバーでも対応できるのですが、藻が絡んでいる状況で不安有りです。しばらくすると絡んでいた藻がラインを竿の穂先に向かって上がってきました。体を後ろに倒し、後ずさりしながら、藻に手を掛けて道糸から外し、臨戦体勢へ。藻を外しても重さが竿を伝って感じられます。最初は確実に寄ってきましたが、岸から20mくらいまで寄せてきてからは,魚の抵抗がすごく、中々寄ってきません。そのうち尾びれが水面から見えて、その大きさから90以上はあるなと確信して、何とかサイズアップで来そうな期待感です。

 ここから中々寄ってこなくて、釣り上げる時間の半分以上を費やすことになりましたが、何とか無事ネットイン。その場ですぐに検量して、リリースしたいので、知り合いのアングラーに連絡すると、すぐに車でやって来ていただき、重い鯉を持ったりして、助けていただき、写真も撮っていただき感謝感謝です。
 
  

 

    



103cmの余呉湖の鯉らしい姿です、重量は17.5kgほどで、重さを感じさせてくれた鯉でした。昼前から久しぶりの雨も降ってくるようなので、午前中で納竿して、気がつけば久しぶりの24時間釣行で、秋の余呉を後にしました。
  


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