リーマンの鯉釣り日記

変わっていく鯉釣りを新鮮な眼差しで,変わらない鯉釣りも楽しみながら,自分の鯉釣りも磨きをかけていきたいと思います.

2月の宮川

2019年02月02日 | 宮川
今日の為に,昨日フィーディングをして、今日に備えました。
この時期、確実に喰わせたいなら、だらだら竿を出すのではなく、勿論寒いので、車中泊も厳しいこともあるので,日中の時間帯に喰わせたいので,前日にフィーディングということです。
植物性のボイリーを400g程スプーンで撒いておきます。そして1日、時間を置いて、温かくなるという天気予報を頼りに,今日の昼ごろの時間帯に喰ってくることを想定して、朝自宅を出て釣り場に向かいます。

ポイントはこの冬の宮川です。景色も水の色も申し分なく、勿論釣り人はいなく、自分だけのポインとのような感覚になります。魚影は濃いとは言えないので,確実に1本を喰わせたい気持ちで釣り座も慎重に決めていきます。深場に餌を打ちたくなるのですが,餌を食ってくるのは、その深場から続く駆け上がりなので、そこに餌を打ちます。

打ち終わったのが,朝の9時過ぎでした。新聞を読みながら、朝のコーヒーをゆっくり味わう至福の時間帯です。陽射しも温かさを感じられそうな感じです。


透明度の高い宮川のようなポイントでは,投げるポイントの水深等、かなり精度をあげてきめ細かいチェックをしながらの釣りになります。琵琶湖等ではこういう釣りはできませんが、宮川のようなポイントでは、きめ細かい狙いを自ら設定しながらの釣りになり,新鮮な気持ちで臨むことができます。

ところで,10年程使っているブーツの底のゴムが遂に劣化して、水が中に入ってきて、靴下が少し濡れてしまうことに気がつき、ここで、大阪のMさんに教えてもらった、ゴムの修理を行って、まだまだ使い切る気持ちを新たにしました。


10時半過ぎになり,突然デルキムがその当たりを知らせてくれました。アンフッキングマットを携え、釣り座まで200m程を急ぎます。釣り座までの距離感を遠く感じながら、河原の石や砂に足を取られながらも、竿のところまで来ると、すでに糸は止まっています。どちらの竿かなと見つめていると上の竿の糸がまた出はじめて、当たりを知らせてくれました。竿を持ち、リールのドラッグを締めて合わせを行い、手応えを感じます。底を這うように静かに鯉は川下に走っていきます。魚の引きに任せて竿を立て,ドラッグを少し調整しながら、ゆっくり寄せに入ります。流れにのった状態では無理にリールは巻かず、竿の弾力で引きを感じます。鯉の動きを竿で感じながら、糸の動きで魚の向きも感じて、ゆっくり寄せます。

綺麗な魚体が、透明度の高い水面から鮮やかに跳ね返って来ます。丁寧に静かにネットインです。魚はおとなしくネットの中に収まっています。アンフッキングマットに載せて、ハリを外します。
72cmの綺麗な鯉です。


丁寧に扱いなが、静かにリリースします。鯉にも大きなダメージはなく、ゆっくり尾びれを揺らしながら帰っていく姿を見送ります。

この一連の作業を堪能するのが楽しみですね。

今日はこの1本で十分なので、後の時間を次回の作戦を考えながら、春の到来を楽しみに待つという、宮川寒鯉釣りの1コマでした。


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