今朝の日経新聞の朝刊の「文化」コーナーに、「釣り文化引っ張る雑誌」という表題で、釣り雑誌のことが書いてありました.
雑誌とは「つり人」で、創刊68年で823号発行という、釣り雑誌としては息の長い雑誌です。
私が鯉釣りを始めた30年以上も前から、確かに書店で目にしました。最近は、つり人にも鯉釣りの記事もたまにはありますが,当時は全くなく、フィッシングという雑誌には、比較的鯉釣りの記事も載ることがありました.鯉釣りの情報が無く、こういう雑誌の記事が唯一と言っていい程でした。今はインターネットがあるので情報が容易に得られますが,当時は自らの実践の中で得られる情報が大半を占めていました。その意味で、鯉釣りの記事はコピーしたりして大切にとっておいたものです。
このつり人は今と同じく、広告の釣具店等が江戸前の伝統的な釣り具等を扱うものが特徴的でしたが、今でもその特徴は生きているように感じます。新聞記事では,かつて、作家の開高健がこのつり人に原稿を依頼されたとき、開高健は言ったそうです。「つり人」は「アマチュアでありながら釣りを究極まで突き詰めた人が書くものだ.俺みたいな素人は書かん」と。釣りをこよなく愛した作家ならではでの含蓄のある言葉ですね.そこには、釣りに対する畏敬の念が感じられます。
釣りブームに乗って沢山の釣り雑誌が発刊され、そのブームの衰退とともに、多くの雑誌が廃刊に追い込まれ、残っていても情報の伝達速度の点からはネットに負けてしまう現在、その価値が問い直されているのではないでしょうか.中には,遅れた情報しか掲載されていない雑誌も見受けられます.何度も読み返されて、その都度、新たな発見があるような記事内容は、こんな時代だからこそ、以前にも増して求められるのではないでしょうか.
雑誌とは「つり人」で、創刊68年で823号発行という、釣り雑誌としては息の長い雑誌です。
私が鯉釣りを始めた30年以上も前から、確かに書店で目にしました。最近は、つり人にも鯉釣りの記事もたまにはありますが,当時は全くなく、フィッシングという雑誌には、比較的鯉釣りの記事も載ることがありました.鯉釣りの情報が無く、こういう雑誌の記事が唯一と言っていい程でした。今はインターネットがあるので情報が容易に得られますが,当時は自らの実践の中で得られる情報が大半を占めていました。その意味で、鯉釣りの記事はコピーしたりして大切にとっておいたものです。
このつり人は今と同じく、広告の釣具店等が江戸前の伝統的な釣り具等を扱うものが特徴的でしたが、今でもその特徴は生きているように感じます。新聞記事では,かつて、作家の開高健がこのつり人に原稿を依頼されたとき、開高健は言ったそうです。「つり人」は「アマチュアでありながら釣りを究極まで突き詰めた人が書くものだ.俺みたいな素人は書かん」と。釣りをこよなく愛した作家ならではでの含蓄のある言葉ですね.そこには、釣りに対する畏敬の念が感じられます。
釣りブームに乗って沢山の釣り雑誌が発刊され、そのブームの衰退とともに、多くの雑誌が廃刊に追い込まれ、残っていても情報の伝達速度の点からはネットに負けてしまう現在、その価値が問い直されているのではないでしょうか.中には,遅れた情報しか掲載されていない雑誌も見受けられます.何度も読み返されて、その都度、新たな発見があるような記事内容は、こんな時代だからこそ、以前にも増して求められるのではないでしょうか.