数学教師の書斎

自分が一番落ち着く時間、それは書斎の椅子に座って、机に向かう一時です。

新しいパソコン

2023-07-28 09:07:30 | パソコン
 現在、常時使っているパソコンとしては、2010年に購入したMacPro(Xeo 2.4GHz*2 メモリ32GB、HDD 3TB+2TB)と、4年前に購入したいレノボThinkPad X1(core i5 8世代 メモリー8GB SSD 256GB)ですが、ThinkPad X1は購入後、1年少ししてからキーボードの「2」がうまく入力出来ない症状が出て、レノボに相談したら、修理に7万円ほどかかるとのことで、呆れて、別のキーボード
を外部接続して使っていましたが、行きつけの喫茶店で、原稿を書いたりする上で、キーボード「2」の不調が気になることもあるので、4年も経ってきたのでと、新しいパソコンを買うことにしました。

 使い方として、お分かりのように、ネット検索や文書作成が基本なので、ノートパソコンを考え、最新のCPUを搭載されているASUS製のパソコンを考えたのですが、購入に際して、paypalがうまくて使えなくて、メーカーからキャンセルされたので、がっくり。なぜなんだろうといまもまだわかっていませんが、そこで、直接カード払いで、ASUSは止めて、Panasonicのレッツノートを買うことに。

左が新しく購入したPanasonic CF-FV(core 15 12世代 RAM 16GB SSD512GB)、右側がLenobo ThinkPad X1 (core i5 8世代 RAM 8GB SSD 256GB)です。古い方もサクサクと使えており、これからも使っていきますが、ネット検索等では古いMacProをいまだに使っています。当時の最新機種ですが、スピード的には、X1の半分くらいのスピードです。Mathematicaの同じプログラムを両方で走らせて時間を測定した結果です。まあ、何日間も走らすようなプログラムでは無いので、個人で使うのはノートパソコンで十分な気がして、特に私のように文章作成を主にするようなユーザーには。しかも、原稿はTexで書くので、過去20年以上の文書ファイルが使う上ではWindowsを使います。Mathematicaはバージョンは違いますが、X1とMacPro両方にインストールされていています。自分が使う上では、Mathematicaのバージョンは違っていても機能的には差がない程度なので、助かります。新しパソコンには金銭的にもインストールは必要ないかと考えています。それより、フリーな数式処理ソフトを入れておけばと考えています。

 レッツノートはこれで、3台目ですが、以前の2台もTexで文章書くときはいまだに十分使えるので、適宜使っています。レッツノートはX1などに比べても丈夫なので、特に文章作成には末長く使えます。アフターサービスも圧倒的にPanasonicの方がLenoboより値段も安く、あまり目に見えないところでその差が顕著でもあります。もっとも、ThinkPadも愛着があるので、使っていきますが。

 文章作成では、キーボードの打ちやすさも含めて、キーボードの使いやすさが大切ですが、レッツノートからThinkPad x1に変えた時も、少し違和感がありましたし、外付けのキーボードを使うようになった時も違和感があり、今回も新しいレッツノートCF-FVもまだ慣れていなくて違和感がありますが、早く使い慣れていきたいと思っています。

 もっとも、自宅ではノートパソコンには外部モニター27インチを接続して使っていて、キーボードも外付けを使っているので、新しいレッツノートもこの外部接続のキーボードと外部モニターを接続します。

 左のモニターはもう10年近く使っていて、経年劣化で少し暗くなってきたので新しくのに買い換えることに。少し小さい23.8インチのモニターですが、ピボット機能がついていて、文書作成には縦長のモニターの方が使いやすいので、今回新たに購入しました。

 液晶モニターに関しては、今から25年以上前にも使っていましたが、当時が1インチ1万円くらいの値段で、いまとは隔世の感があり、モニターに関しては本当に安価になったと実感しています。今回購入したのも、23.8インチで2万円以下です。25年以上前に使っていた13インチの液晶モニターは10万円以上したのを今だに覚えています。

 今から50年ほど前に大学で初めて計算機実習で日立のハイタック10という計算機を機械語(アセンブラ)で使いました。その後大型計算機でFORTRAN、PL1、COBOL等で就職後プログラミングしたことなど、当時を今は懐かしく思い出されます。

 計算機実習の課題のプログラムは、確か、ルンゲークッタ法で微分方程式の数値解を求めるものでした。今は昔です。


東大話法

2023-07-25 11:46:55 | 日記
 題名の過激さに惹かれ,買ってみました.
 今の政治の閉塞感は,地方からしか改革できないかもと思ってしまいます.そういえば,最近は国会議員が地方の首長になっていくケースが多いですね.権力志向のなかでの手短な手法かも知れない中で,実際に成果が出ているのはと,それぞれの地方を見てみるのも必要かも.
 明石市の場合,マスコミ報道では伺い知れない実態が,この対談の中では語られ,そこから,今のマスコミ等の報道姿勢を考えるきっかけになりそうです.私の青春時代では,マスコミは当時の政治のゆがんだところを正し,権力を監視するというところがあったのですが,最近の新聞テレビでは,権力に忖度したうえでの報道としか思えないところが多くあり,それが時間が経ってからしか分からないというもどかしい,特徴があるように思います.そういう点での国力が,経済以上のスピードで減速している気がします.何かを守っているような報道の仕方,感じることが多くなってきています.

 同じく,題名が過激に思えて読んだのが,

しかし,題名程,内容に関しては過激ではなく,著者も同じ原子力村の中に住んでいたような気もしなくはない,そんな読書感さえ覚えましたが,出版というなかでのオピニオンリーダーの在り方を考える機会にもなります.原子力村の話,話法に関しては,
に詳しく述べられています.これを読むと,大学に入学したころ覚えた新鮮さが蘇ります.それまで知らされていたことが,うわべだけの事であり,学術的に調べることで,実態が浮かび上がってくる新鮮さともいうべき感覚です.原子力村で交わされている東大話法は,大学内部で,ももともと交わされていたものだと認識を新たにするのは,例えば,当事者の学生ではなく,若手学者が書いた,

にその原点を垣間見た気がします.しかし実体験としてのその感触を思い出す年代も少なくなりつつある中で,間違ったレッテルで,歴史の表紙から中身まで変えられてしまわないようにしないと,この国はとめどもなく落ちていく気がします.