疲れた時、書斎で横になる気分は最高です。気持ち良く寝られるのは年を取ってきたからか。その代わり、どうも寝室ではぐっすり寝られない。これも年を取ってきたからか。
年をとることに対して、妙にネガティブに考える自分にも少し嫌気がさしているこの頃ですが、私より3歳ほど若い、と言っても60代には変わりないが、岡崎武志の「これからはソファーに寝転んで」を読んで、大人だなあと、私の幼さを恥じる今日この頃。
いい歳の取り方を読ませていただいと感謝しています。
我が寝室にある、少し変わったベッド。
寝ごごちは抜群です。これは、鯉釣り(CarpFishing)で使われる、特にイギリスなどではポピュラーなテント内に設置して、アタリを待ちながら、時には寝るためのベッドです。普段は、書斎に置いています。
以前岡崎氏の
は読んだことがあるのですが、もう忘れてしまったので、パラパラめくってみると思い出す記述もあり、感性は年代的に似ている部分もあり、ホッとして、最近は行き帰りの列車の中で読んでいます。
学生時代は、京都は喫茶店が多く、朝7時から夜11時頃まで開いている店も多く、朝7時にモーニングを食べながら朝刊とスポーツ新聞を全部読み、カバンから本を取り出してまた読む。空いた時間にまた喫茶店で本を読む、そんな学生時代を共通の思い出として持てる世代は我々の世代かと。そんな喫茶店も少なくなってきた。下宿の近くにあった喫茶店も今はほとんどなくなっているようで、京都に行っても思い出は少なくなりつつある中で、本の中でそれを発見できる喜びはまだあるかなと、ホッとした1日でした。