数学教師の書斎

自分が一番落ち着く時間、それは書斎の椅子に座って、机に向かう一時です。

私のデスクトップパソコン

2020-02-29 12:43:53 | パソコン
現在私が使っているデスクトップパソコンは、もう10年にもなります!2010年に購入したMacProです。
デスクトップというには大きすぎて、写真ように机の下に置いています。このパソコンをデスクトップに置いている人は少ないのではないでしょうか。当時からHDDは大容量のに3、4年で変えて行っていますが、CPUは当時のままで、xeonプロセッサ−を2基搭載しており、数式処理ソフトMathematicaを使うためにCPUの強力さを考えて選びましたが、今でもこのマシーンはその拡張性の優秀さで十分使えています。2年ほど前には、ビデオカードが故障して、現在は、中古での同じビデオカードを購入して持続しています。
HDDは2テラと3テラを2基備えていて、まだ2基増設可能ですが、その必要もなく、今は、2テラの方を起動ディスクにしています。そして、1ヶ月に1度の頻度で、3テラの方にバックアップを取っています。
メモリーは32GBで、まだスロットが4基空いているので、増設可能ですが、私の仕事柄、必要は感じていませんので、32GBで十分です。OSも当時のままでしたが、何かと不便になってきたことだけでなく不安定になってきたので、現在のOSに変更しました。その結果安定して、また寿命が延びたパソコンです。


家でブログを書くのはほとんどこのパソコンですが、数学の原稿はTexで書くので、マックではなく、ほとんどウインドウズなので、このデスクトップパソコンではなく、2台のノートパソコンです。
1台は、PanasonicのレッツノートSX3で5年ほど前に購入したものです。丈夫で今も元気に使えています。やはりPanasonicというほど実用的で故障が少ないですね。もひとつは1年ほど前に購入した、レノボのCarbonX1です。米沢産のMade in Japanということと、昔使っていたThinkPadの印象が良くて購入しました。

しかし、Panasonicのレッツノートに慣れてしまった現在、昔のイメージが薄れて使いやすいとは言えない状況で、少し困っています。それだけ、Panasonicのレッツノートに慣れてしまったのでしょうか。それぞれのスペックは、レッツノートが4GBと320GBのHDDで、ThinkPadX1は8GBと256GBのSSDですが、SSDは初めてですが、
起動も早くいいですね。耐久性はどうなのか?少し気になりますが。
 Texは20年ほど使っているソフトですが、最近はTexLiveでは、どうもマックの方が使いやすい感じがして、最近MacProにTexLiveをインストールして、TexWorksを使い始めています。


通勤読書

2020-02-29 07:52:01 | 読書
 三重の松阪から名古屋までの通勤時間は、私の貴重な読書時間でもありますし、その列車は貴重な読書空間でもあります。乗車時間は約1時間15分。大抵は座れるので助かります。多くの乗客は、スマホをいじっていますが、私は極力読書にその時間を充てています。
 昨日読み終えた本から、
本郷和人著「日本史のツボ」(文春新書:2018年3月1日第4刷)

この著者の本は、この本に先立って、読んだ本の影響もあり、買いましたが、著者は、マスコミでも親しみやすい話でよく登場しますが、中世の専門家で、新聞紙上でも中世の武家の人物の話を興味深く書いておられ、その語り口も好感が持てています。この本でも、幾つかのテーマにを切り口に日本史を俯瞰することで、違った視点から時代を眺めることができて、新鮮さを感じています。小学校や中学校の時、歴史が好きだった自分のこと線に触れる書き方を感じます。それは著者も自らが歴史へ興味を持った時の気持ちを意識しながら書かれているその姿勢から気持ちから滲み出るものであると感じます。いわば、大人の歴史図鑑のような感覚として読み返せるのではないでしょうか。



私の書斎始め

2020-02-28 15:13:41 | 日記
 今回から始める私の書斎というブログです。他にもブログは書いていまして、10年ほど続いています。ここでは、私の日常のことを書斎から書いていきます。
 写真ように私の書斎は今は、約3000冊の本で雑然としていますが、片付けるよりも読む方が忙しいのか、いつまでたっても綺麗になりません。
 仕事は予備校生に数学を教えています。もともとは公立の高校で数学を20年ほど教えていて、主に進学校で受験指導を中心に行っていました。その後、管理職を経て退職し、私学でまた数学の教鞭をとり、今に至っています。
 部活では、卓球をずーっと指導してきて、数学・卓球・数学の生活だったかもしれません。
 趣味は鯉つりです。そのブログが10年ほど続いています。他には、日本史の中でも、近代史が特に興味があり、ここでも読んでいる本など随時書いていきたいと思います。最近読んだ本で印象的なのは、山本義隆の「近代日本150年」(岩波新書)です。


科学者の視点から、日本の明治以降の歴史を科学技術の切り口から眺めてみると、なるほどと合点が行く事柄がたくさんあり、教科書で習った切り口が固定した切り口であることも納得できました。筆者の山本義隆は、私が中学の時、あの東大の安田講堂の闘争をテレビで見ていたその当事者の大学院生でした。日本の物理学会の将来を嘱望されていた優秀な大学院生で、この事件で、野に下ったときには、ノーベリ賞候補が一人減ったと言われたものでした。
 当時は、今よりも厳しい「受験戦争」でしたが、優秀な理系の生徒は、当時はまだ物理学賞しかノーベル賞の受賞者はいなく、湯川秀樹、朝永振一郎に憧れ、理学部で理論物理を専攻したい、素粒子を勉強したい、量子力学を勉強したいと、それが流行でした。さらに、数学者の広中平祐が数学のノーベル賞と言われるフィールズ賞を受賞した時で、理学部では数学と物理以外は理学部ではない、そんな雰囲気さえありました。私もそんな雰囲気の中学から高校生活の中から、数学への関心が高まりました。