勉強後記

「勉強後記」は「勉強日記」、「続勉強日記」の続編です。学生時代とは異なる目線で書いていきます。

学生時代の夢

2023-04-27 06:12:53 | 日記
学生時代の夢
私は大学生から院生の頃は大学の先生になりたいと思っていた。もちろん今もその気持ちは変わっていない。当時、私は資料論の講義をしたいと思っていた。考古遺物の扱い方、古代史の漢文の読み方、くずし字の読み方などを1つの講義でやりたい。私が学生側であれば受けてみたい夢のような授業である。そのために歴史学や考古学を勉強している。本来であれば教員は考古学と歴史学の2人必要であるが、1人で済むので雇う大学側としてはありがたい。今思えば、まだ歴史学も考古学も専門的に学んでいなかった時代に実に大それたことを考えたものだが、その方向性は今でも変わっていない。
私は小さな大学の出身で、文学部のような複数の学部がある大学ではなかった。私の大学では歴史の授業はあっても、文学部のような専門的に学べる環境は整っていなかった。しかしながら、歴史に興味を持つ学生はどこにでもいる。私は彼らに不利益を被らないように、できるだけ豪華な授業をしたいと思った。小さな大学出身であるからこそ、できる授業があるのではないか。おそらくは小さな大学の抱える悩みは似たような環境で過ごした人間にしか分からない。将来、私は大きな大学ではなく小さな大学で教鞭をとりたい。

これからの文化財職員

2023-04-27 06:06:51 | 日記
これからの文化財職員
私は仕事で発掘調査に従事している。もちろん今までは歴史学をしてきたので、考古学は素人である。10年後もっとバラエティ豊かになればと思っている。今でも発掘調査は考古学専門の人が多い。これからは共通で発掘調査を行うが、個人は考古学の他に歴史学、民俗学、美術工芸、観光など多様な専門分野を持っている。自治体によっては発掘調査員(文化財技師)ではなく学芸員として募集しているところも多い。実態はともあれ、社会がそのように向かいつつあるのは喜ばしいことだ。あとは職員の意識の問題である。既得権の壁は乗り越えなければならない。