理解・分解・再構築
理解・分解・再構築は『鋼の錬金術師』でおなじみの言葉である。これは研究するときの基本的スタンスにも通じる。理解とはこれまでの研究の内容を知ること。分解とはその内容を分解して問題点を明らかにすること、再構築とは自分なりの視点に基づいて再構築することである。研究の内容を知り、これまで掲げられてきた目標に対して研究課題はどこまで到達できたのか、到達点を自分なりに読み取る。そして、研究対象の問題点の解決にもっとも適したアプローチの仕方を探す。理解・分解・再構築のなかで一番重要なのは理解である。理解・分解・再構築を一周して初めて「本当の理解」につながるのである。