独学する力ー「バイトの主体性」批判ー
これは持論である。なかには受け入れられない人もいるかもしれない。私は大学時代に積極的にバイトをしてこなかった。理由は勉強(研究)したいという思いもあったが、バイトそのものに主体性があるとは思えなかったからだ。バイトを通じて社会性を学べることに反対はしない。私はボランティア活動に積極的に参加した。バイトのように決まった仕事はなく、組織の運営を含めて何をすべきかは自分で一から考えなければならない。自分で仕事を探す力は自ずと身につく。何かを一から始めるには時間がかかる。時間がかかるということを、時間がある大学時代に学ぶことは重要である。そして、高校までとは異なる、答えのないものに対して、自ら進んで学ぶ力を養うことができる。独学する力があれば大学生活も、(研究する大学院では必須)社会人の生活も、老後の生活も充実した毎日を過ごすことができるだろう。