勉強後記

「勉強後記」は「勉強日記」、「続勉強日記」の続編です。学生時代とは異なる目線で書いていきます。

独学する力ー「バイトの主体性」批判ー

2022-06-11 10:09:06 | 日記
独学する力ー「バイトの主体性」批判ー
これは持論である。なかには受け入れられない人もいるかもしれない。私は大学時代に積極的にバイトをしてこなかった。理由は勉強(研究)したいという思いもあったが、バイトそのものに主体性があるとは思えなかったからだ。バイトを通じて社会性を学べることに反対はしない。私はボランティア活動に積極的に参加した。バイトのように決まった仕事はなく、組織の運営を含めて何をすべきかは自分で一から考えなければならない。自分で仕事を探す力は自ずと身につく。何かを一から始めるには時間がかかる。時間がかかるということを、時間がある大学時代に学ぶことは重要である。そして、高校までとは異なる、答えのないものに対して、自ら進んで学ぶ力を養うことができる。独学する力があれば大学生活も、(研究する大学院では必須)社会人の生活も、老後の生活も充実した毎日を過ごすことができるだろう。

挨拶をする

2022-06-04 09:00:51 | 日記
挨拶をする
挨拶は最も効果的な話しかける練習である。最初は大きな声が出ない場合もあるが何度か繰り返しているうちに出るようになる。何度か挨拶をしているうちに相手から話しかけてもらえるようになることも多い。声に出して挨拶することも大事だが、タイミングも大切なので会釈でもかまわない。最悪、無視する勇気も必要である。

論文を書くまで(後編・応用編)

2022-06-01 11:49:37 | 日記
論文を書くまで(後編・応用編)
後編は論文を執筆するにあたってのポイントをまとめてみた。
4見通しを立てる
論文の方向性を決定づける重要なステップ。見通しは研究対象とアプローチの仕方でおおよそ決まる。(ネタと切り口)。研究対象にもっとも適したアプローチの仕方を選ぶことが重要である。オーソドックスなアプローチの手法としては背景、変遷、内容から分類する方法がある。複数を組み合わせても可。このときに自分の論文で使う史料をある程度確定し、章だても始める。
5先行研究によって修正する。
史料ごとに自分の主張と一番近い先行研究の意見を選び、先行研究とどこが違うのか考える。一覧表にすると作業しやすい。ここまでするとだいたい論文のかたちは整う。
6文末表現を考える。(史料から断定できること、推測できること)
自分の主張は史料から直接言えることなのか、史料から推測できることなのか考える。断定や推測に関する語彙をたくさん集めておき、適切な表現を選ぶようにする。ここまですると論文の精度が格段にあがる。
7推敲する。
だいたい文章を完成させて推敲する。推敲するときには音読するのがベスト。誤字や脱字をある程度防ぐことができる。他のひとに見せて推敲してもらうのもあり。ここまですると卒業論文や修士論文は提出できる。

先行研究のまとめ方(前編・基礎編)

2022-06-01 11:47:23 | 日記
先行研究のまとめ方(前編・基礎編)
前編は論文(先行研究)の読み方やまとめ方についてまとめてみた。
1全体の内容をつかむ
まずは論文の内容(何について書かれた論文なのか)を知ることが重要である。これはタイトルに含まれる語句と対になる部分を探すと論文の主題を見つけやすい。いくつかの論文を読んで自分が興味のある研究対象を探す。論文を読みながら文末の表現方法などを学ぶと後々役に立つ。
2内容ごとに整理する
自分が研究したい対象があっても、論文で一部分しかのべられていないことは多い。自分の研究対象について説明してある部分を探すとよい。そして、それらをできるだけ並べていくと、その対象についておおよそどのような評価が与えられているかわかる。今まで研究対象についてどのような議論をされてきたのかわかる。
3史料ごとにまとめる
研究の基本は史料から述べることである。論文の内容はどの史料に基づくものなのか探す。そして、色々な論文から引用した史料を集めていけば、研究対象に関する史料を網羅的に集めることができる。2で内容を把握すると同時に3で論文に引用されている史料をぬきずりすれば自ずとすべての史料をあつめることができる。