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今朝の埼玉新聞で
ん?これは連載なんかなぁ?
よりい民話紀行 ① 賽取左衛門(さいとりさえもん)
この物語は後に商工会のイメキャラ『乙姫ちゃん』の誕生につながった民話なんです。
賽取左衛門
鉢形城のお堀だった深沢川に四十八釜といって48の淵がありました。
そこに賽取左衛門という貧しくもそこに小さな小屋を建て、魚を取って暮らしていました。
ある日、家に帰ったら家中にキレイな女の人が居て家事がしてありました。
その女の人が貧しい左衛門に「家に置いて欲しい」と言うので左衛門は喜んでその人を嫁にもらい暮らしていました。
しかし、ある日女の人は涙を流しながら「私は竜宮城の乙姫様に遣える鯛です。」、「竜宮から帰って来い」と遣えが来てる。と・・・。
すると女の人はキレイな魚に姿を変え川底へ行ってしまいました。
左衛門は後を追って潜っていくと遠くに光が見えてきました。
竜宮城です。
鯛に戻った女の人に案内されると、美しい乙姫様が現れ「鯛がお世話になりました。お礼に・・・。」とご馳走やお酒をもらい鯛や平目の舞い踊りでおもてなしを受けました。
しかしそんな生活に飽き小屋が懐かしくなった左衛門は乙姫様から「阿弥陀様の像」と「水切丸(みずきりまる)」という短刀をもらい元の淵まで戻りました。
すると、淵の出口が塞がっていました。
そこで、貰った「水切丸」で塞がった出口を一突き。。。。。
真っ赤に染まった水と共に出口が開きました。
出口が閉まってたのは実は大きな亀が塞いでいたのでした。
故郷に帰った左衛門はお堂を建て阿弥陀様の像を奉り、水切丸を寄居の末野地区にある「正龍寺」に納めたのだそうです。
おしまい。。。
この物語の中で出てきた四十八釜は今も寄居の鉢形地区に存在します。
姥釜、小丸釜、雨乞釜などの名前があるらしい・・・。
みなさんも調べて行って見ては?
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