バイク・キャンプ・ツーリング

NERIMA爺、遅咲きバイクで人生救われる

1998年7月24日 北海道ツーリング 27日目

2025年02月18日 | 1998年 北海道ツーリング
7月24日(金)留萌・黄金岬キャンプ場連泊



 朝6時半には起床。雲天。雨は上がっている。連泊決定。明日は午後から回復するらしい。現在、周辺は曇り空。
 10時前後から汚れた洗濯物をもって、留萌市内をバイクでブラブラ。どこかにコインランドリーでもないかとうろつくがよくわからない。大通りで見かけたライダーハウス「みつばちハウス」で場所を訊いてみる。連泊しているらしい茶髪の若い男もよくわからないという。壁に貼ってあった市内の地図をよく見ると、ランドリーらしきところが記してある。近くにあるようなので、そこでTシャツ、パンツ、靴下を洗濯機に放りこんでソファで雑誌を読む。約3分ほどたって、着ているジーンズも脱ぎ脱ぎして洗濯機に放りこむ。パンツとTシャツ姿で、しばし古いスポーツ新聞などに目を通す。洗濯時間30分。乾燥40分。それにしても、ここのランドリー料金は高い。なんやかんだで、1000円近くコインを投入する。一緒に洗濯していたオフ車のライダーは廃線マニアのようで、これから北にむかって廃線になった駅舎とか線路跡の写真を撮りにいくらしい。

(これはあとでわかったことだが、あのライダーハウスには無料の洗濯機と乾燥機が備えてあったらしい。ハウス自体も無料なので、1週間2週間と長居をするライダーも多いと聞いた。それなら、あのときあの男はなぜ、それを教えてくれなかったのか腑に落ちない。
「このあたり、近くにコインランドリー、ありませんか?」
「さあ、知らない」
 と、いう会話までしたのだ。きちんと訊かなかった自分がアホだったのか。訊かれた以上のことは答えないという方針のライダーだったのかもしれない。一言、ここでも洗濯できるよ、と言ってくれれば。ちょっとなあという感じだ。宿泊していた女性ライダーとは仲良くしゃべっていたので、余計にそう感じてしまう。
 ま、そんなこんなで、昼飯は駅近くの食堂でホッケ定食。ホッケの塩焼き、ヤマイモのトロロ、めし(大盛り)、みそ汁、それにコップにはいった新鮮な牛乳。これで780円也。

 午後1時前後に数キロ離れた町郊外にある神居岩温泉にいく。神居岩ホテルの中にある風呂で料金は500円。駐車場にはバイクも数台停まっている。薬草風呂、サウナも完備されていて、気力が充実しそうだ。この温泉は、昔からアイヌの人が浸かっていた古い温泉らしい。風呂から上がり、千望台という留萌の町を見下ろせる景色のいい丘にいってみる。「2001年宇宙の旅」にでていたモノリスみたいな顕彰碑が何個も立っている。なかなかいい場所のようだ。帰りにイトーヨーカドーを彷彿とさせるストアの5階書籍売場で、小野有五著「北海道 森と川からの伝言」を購入する。

 午後3時くらいからテントにこもって読書をするが、暑くてたまらずパンツ1丁になる。それでも暑い。テントの外にでるとそれほどでもないのだが、テントの中は太陽に照らされて中は蒸し焼き状態だ。道東方面は大雨のようだ。
 夕方7時には近くの酒屋で500ミリ缶ビール4本購入。テントサイトから海岸道路に向かって何十メートルも続いている階段に座って飲んでいると、隣でわいわいやっていた地元人がバフンウニを3個差し入れてくれる。まだ、濡れているので獲ってきたばかりのようだ。「前の海からですか?」と訊くと、ハハハと笑って答えない。禁漁区域? だが、地元の人だ。気にしてもしかたない。もっていたナイフで身を割る。小ぶりだが、新鮮でうまい。となりに張ってある2基のテントは町の青年団所有のもので、1夏中、ここに張りっぱなしにしているようだ。
 今夜もまた、午後10時くらいまでズンズンとバンドの重低音が海岸に響く。午後11時には就寝。




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