保護されていた警察から家に連れて帰ることになりましたが、家路に帰る車のなかでも、母親は訳のわからない事を言っていて、これが、あの強くて、優しいかった母親かとおもうと、また涙が止まらなくなりました。次の日精神病院に連れて行こうと言うことになり、精神病院で全く寝ていないので注射を打つことになり、注射を打って家に連れて帰りました。すぐに寝付き、かなりの長い時間寝ていました、眠りから覚めると驚いた事に、今まで自分、変だったんだと、自分がしたおかしな行動を語りだしたのです、全て覚えていて、ケロっとして、まるで夢を見ていた事を語るかの様でした。たった一発の注射で以前の母親にもどりました。もちろん薬も同時に服用しました。これが今も続く長い統合失調症との付き合いの始まりでした。