寝ても覚めても、いつも音楽が寄り添ってくれる…。穏やかな時。
居合道を学んでいた時に、刀を抜かずに戦わずして勝つことが理想であると言われたことがあります。これは対峙した相手が歴然とした実力の差を知り、戦意喪失をして何もせずに立ち去っていくことであるらしいのです…。花の凛々しい姿に、卓越した実力とともに毅然とした姿勢を学びます。
清く正しく生き、潔く散っていく花を見ると、昔の武士のある話が思い浮かびます…。武士は何か失策をした場合、切腹もしくは本人が責任を取ることを拒んだ時はお家断絶になったいう話を聞いたことがあります。真偽は定かではありませんが…。公人であったであろう武士の生き方は、まるで花のように清らかで美しいものであったのかもしれないと感じ入っています。
ときどき、音楽のためにイタリア国内を動き回っていたことを、研鑽したり、演奏したり…、ふと思うことがあります。音楽の発祥地イタリアの力強さを知る日々でしたね…。