関西人のつぶやき

ジャズピアノプレイヤーmatsucofの音楽と日常

♬初心者ジャズピアノ教室♬

場所はさいたま市見沼区の自宅。コードや簡単な耳コピの仕方など、それぞれの方のレベルに合わせて、丁寧に教えます。珍しいヤマハの木目グランドピアノで、好きな曲を弾いてみませんか?左の「メッセージを送る」からお問い合わせ下さい。

実は好きでした

2008年10月07日 23時38分19秒 | 音楽
TOTOのラスト・ツアーに行ったダンナさまからその名前を教えてもらって、初めてその存在を認識しました。マイケル・ジャクソンの「スリラー」のサウンド・プロデューサーとして、また数々の名盤にキーボーディストとして参加しているグレッグ・フィリンゲインズ。ややこしくて長い名前なせいか、今までずっと覚えられずに来てしまったのですが、この数日で色んな発見があり、すっかりファンになってしまいました。
事の起こりはつい最近、ダンナさまがまず彼の2枚目のソロ・アルバム「pulse」を買ったことに始まります。1曲目にYMOの「ビハインド・ザ・マスク」をカバーしていることや、ドナルド・フェイゲンが書き下ろしたという、いかにもスティーリー・ダンなナンバーが入っていたりと、なかなか興味深かったのですが、アルバム全体のカラーがかなりポップでシンセがバリバリのダンス・サウンド(ポインター・シスターズの「ジャンプ」にソックリな曲があるな~と思っていたら、実際に彼女たちが歌っていました!)という感じで、ピアノが聴きたい私にはちょっと物足りない気がして、あまり聴いていなかったのです。
ところがそれから1週間ほど後に、今度は1枚目が届いて「なんや~、また買ってる~」とか思いながら聴いてみると、何か2枚目とは趣きが違う。
81年発表のアルバムなのですが、その頃に流行っていて大好きだったグループの音楽のオイシイところがいっぱい詰まったような、そんな感じだったのです。1曲目のエレピはいかにもドゥービー・ブラザースのマイケル・マクドナルドだし、EW&F的な曲あり、プリンスっぽいものあり、クインシー・ジョーンズのアレンジを思い起こさせるようなものあり、そして極め付きはハービー・ハンコックと競作のいかにもハービー!という曲が入っているところ。本当に好きで聴いていた人につながるものばかり。1曲目のサックス・ソロが世界のナベサダ、渡辺貞夫氏というところもすごい。またこれが何とも落ち着きのあるいい音なんです。で、そんなカンゲキをダンナさまに話したところ、実はうちの家にも彼の参加アルバムはたくさんあるということがわかりました。
少し前に「愛のコリーダ」の「ヴェラス」に彼が参加していることを知ったのですが、大好きなドナルド・フェイゲンの「ナイトフライ」では、今までずっとドナルド・フェイゲンが弾いているものとばかり思っていたピアノを、実はほとんどグレッグが弾いていたと知り、びっくり!「マキシン」のあの泣けるようなイントロなんかもそうだったんです。自分で打ち込みでオケを作って、ライブでも演奏しているスティービー・ワンダーの「Isn’t She Lovery」はスティービーとグレッグが2人だけで作った曲なんだそうで、そういうことも全然知らずに「いい曲やな~」って聴いていた私…。ダンナさまの統計によると、彼が参加しているアルバムはうちに20枚はあるそうで、いいな~このキーボード♪と知らず知らずのうちに聴いていたのは、デヴィッド・フォスターだけではなかったんです。ちなみに「この曲好き~」と思って聴いていた洋楽のドラムが、実はジェフ・ポーカロだった!ということも結構多いです。
これからしばらくは、グレッグ・フィリンゲインズを探す音楽の旅(今もダンナさまが色々と探してくれてます)ピアノが弾けてエレピも弾けてシンセもカッコイイ。そこに持ってきて歌もかなり上手い。
これからは好きなキーボーディスト(窪田宏、西脇辰弥、ブライアン・シンプソン)のところに追加決定!