今日から娘のピアノの先生が替わりました。息子が小1の時からお世話になり、娘も引き続き教えてもらった大好きな先生は、ご結婚を機に通いの教室はおやめになることになりました。最初はなかなか厳しい先生で息子が「辞めたい」と言ったこともあったけれど、率直にお話したところわかっていただいて、それからは友達のように明るく接して下さり、2人ともずいぶん上達しました。親の私のほうが寂しいなあと思っていたけど、案外娘は新しい先生が楽しみなようで、子供の新しい環境に対するなじみ方の早さはすごいなあ、と思ってしまいます。
で、新しい先生はというと・・・。雰囲気は前の先生と同じ、眼鏡の真面目そうな感じ。宿題だった「ふしぎなポケット」は3回目のくりかえしを少しゆっくり目に弾くように、と楽譜にも書いてあるのですが、1、2回目を元気に弾いて、3回目を「やさしく弾いてみて」と。今まではまだ小さいということもあってか、表現方法については特に指導されなかったので「やさしく」という表現を娘がちゃんと小さめの音の優しいタッチで弾いていたので、うれしいやらかわいいやらで思わず笑みがこぼれてしまいました。それと同時に「ああ、この先生、いいな」と。
娘が弾き終わると「ステキ」と声をかけてくれて、自然とこんな言葉が出てくる人はあまり出会ったことがないので、何だかうれしくなりました。
色んな先生に習って、色んなことを学んでいく。先生が通いで来られる教室で、息子も何度か先生が替わって、なんだかな~と思っていたのですが、それはそれで子供にとっては案外いいのかもしれないな、と思えるようになりました。
前の先生には基礎と「がんばったらがんばった分上手になれる」ことを教えてもらったので、今度の先生には素敵な音色や表現の方法を教えてもらえたら、と思います。