土曜日に、この4月1日に誕生した「四日市あすなろう鉄道」を訪問しました。
この鉄道は近鉄から切り離された内部・八王子線を運営する会社です。
この路線は軽便鉄道の生き残りで、全国で数少ない線路幅762ミリの「狭い」電車です。
「あすなろう」て何なんだろうなと思っていたのですが、ナローとかけてるんですね(笑
(こちらはお隣のナロー路線、北勢線車内)
車内はこんな感じで路線バス程度の幅。
運転手さんが巨大なわけではない(笑
内部・八王子線は近鉄四日市駅の高架下から出発します。
内部行きと、途中の日永から分岐して西日野へ向かう西日野行きがそれぞれ30分毎に行ったり来たり・・・
乗ってみて、
・思いのほか路線が短い事
・思いのほか人が乗っている事
を感じました。
長い方の内部行きにしてもあっという間に到着してしまいます。
・・・北勢線をイメージしていたせいですかね。
終点の内部(うつべ)駅
客車列車だった頃に使っていただろう機回し線が残されていたり、小さな車庫が併設されている地方私鉄の終点です。
・・・この全体に茶色っぽい構内、猛烈に古臭いです。
よくこの路線の事を「軽便鉄道の面影は無く近代化されている」と言いますが、
そこにあったのは20世紀の田舎電鉄でした。
分岐点の日永駅は近江鉄道の高宮駅に似たような感じ?の三角形の構内です。
ローカル線にしてはかなり頻繁に電車の出入りがあります。
・・・写真のように内部・八王子線の電車は1両づつ鮮やかな単色塗りになっていて、全部で7色?あるようです。
全部で5編成あり、そのうち1編成は車庫で検査中、もう1編成は車庫で待機中。
3編成が行ったり来たりしていました。
良くみると(見なくても?)3両編成でそれぞれバラバラのカタチをしています。
・・・かなり特殊なサイズゆえ、簡単に車両更新ができない苦労がうかがえます。
真ん中の車両は1949年製。製造から66年が経過しています・・・
吊掛駆動のデコボコ編成が今日も走るあすなろう鉄道
確かに「軽便」の雰囲気は無いですが、そこには一昔前の小さな地方私鉄がありました。
もっと早く行ってればナァ(笑