工場長の製作日誌

模型製作記録とか辺境の記録とか

阿南町 梅田の道祖神

2014-05-18 19:42:31 | 旅行


世の中びっくりするようなことが起きるものですが、いい天気なのでまたまたジムニーで散策。



土に立つ者は倒れず

土に活きる者は飢えず

土を護る者は滅びず…


今回は県道113号線を散策



県道とは名ばかりの、小さな集落を縫うように結ぶ小道です。
・・・が、これこそ「三遠南信」というような風景ばかりで個人的にはいつまでもこのままであってほしいと思います。



突然こんな出会いもあったり・・・



こんな険しさを見せたりもします。



その道中、阿南町梅田集落で見つけたのが、「梅田道祖神↓」という目立つ看板。
「道祖神ってアレでしょ?そんな大層な看板付けるほどのモノなのか??」
という第一印象。何となく気になったので見に行くことに・・・



県道から階段になっており、急な斜面を下りていきます。
どうやら先に小段があり、そこへ続いている模様・・・
道祖神なら道沿いにありそうだし、旧道なのかな?と思います。



さて。どっかに石碑が・・・

!!!??

でかっ!

梅田の道祖神、その正体は・・・超巨大道祖神だった!



天然の岩にそのまま刻んだ「道祖神」
そして「昭和十三年三月」
・・・正直、昭和に入ってからこんなものを作ってしまうとは驚きである。
ゆうに5mはありそうな道祖神。こんなでかいのは見たことが無いぞ!



こんな面白いモノが平気で埋もれている。それが南信州。


123系ミニエコー完成

2014-05-12 20:42:04 | 今日の製作所


エッチングの側面と前面の接合部を丁寧にヤスって仕上げます。
・・・手摺ちょっと削れちゃった



車体を仕上げるのとともにクーラーを調達。
AU712が品薄で手に入らなかったので部品取り車の鉄コレ103系八高線よりいただきます。
銘板もいただきました(笑
・・・ちなみに塗装中落っことして接着が少し剥がれてしまい、それを誤魔化しています(汗



両側1.25ミリ厚でスペーサーを作成。鉄コレ動力に合わせてツメを作りました。



ぴったり嵌ります。



床下機器は利用できそうな部分は鉄コレを使い、似たものが無い部分は元のクモニの床板から削り取っています。
全部元のを使わなかったのは削り取るのが大変だから(笑


いよいよ塗装!
まずは白を塗ってマスキング

それから腰部の色のグレーを塗装。
グレーは、クレオスの明灰白色にGM21番を混ぜ、さらにクレオスのタンを混ぜて黄色っぽいグレーにしてみました。
次に前面を白で塗装してマスキングし、赤で塗装

赤はクレオスのハーマンレッド。ホントはこんな「朱」っぽくはないけど勘弁してw



思ったよりうまくできました。
屋根は現物合わせでランボードとクーラーの台座を作成し、GM35番で塗装。
パチッと嵌めます・・・が嵌らず・・・
仕方がないので前後のツメは切除し、接着としました・・・



ヘッドマークや標記類は「湘南電車」製のデカールを使用。高いですがヘッドマークが命ですからね。
このデカールをすべて使うと、グレーを塗るだけで完成できるようですが・・・無理じゃね?
余っているので使いたい方いれば譲ります(笑

最後にクリアを吹いて完成!



先に完成していた東海の2両と並べてみる



いろんな123系ができました!



前面を見比べるとKATOの前面はライトリムが大きかったりなんだか大雑把な作りだったりします。
ですのでミニエコーのような塗装には向いていないようです・・・

ここまで来ると他の123系も作ってみたくなります。
が、西のは完成品があるしちょっとなぁ・・・東海の600番台は(鉄コレで出なければ)挑戦したいものです。

南信濃 木沢の木造校舎

2014-05-11 14:10:15 | 旅行
模型が完成してすごくいい天気でもったいないので、久しぶりに遠山郷へ・・・

初めて木沢の木造校舎へ行ってみました。
だいぶ前になりますが「サカイ引越センター」のCMで、上村の下栗集落とともに全国デビューしました。



矢筈トンネルから152号線を南下し、本島トンネルを抜けて南信濃に入って最初の集落が木沢。
もうちょっと離れたところかと思っていたのですが国道のすぐそばでした。



木造の小学校が良好な状態で保存されています。
小さな学校でもう少し小さければ「分校」になると思います。

校庭には「ネコ校長」の凛々しい姿が・・・





とても人懐こく足ばかり踏んできます(笑


校舎内は写真展示などがあり、自由に見学できます。
遠山森林鉄道の展示の教室があり、こんなものが・・・



これは「特殊軽量機関車」って奴ですね!
山から木材を運び出す森林鉄道の中でも最も山奥にある作業軌道で使うため、いったんバラして担いで持っていき、線路に着いたら組立て使うという代物です。持ち運べる機関車!なんかおかしい(笑



机の並べられた教室もあります。流石にこんな小学校は使ったことないけど赤白帽とか懐かしい・・・



校長の見守る校舎を後にしてお昼は「梨元ていしゃば」で



本島トンネルを出てすぐの場所で、ツーリングの人で賑わいます。
ここは遠山森林鉄道の起点だった場所で、店の前にレールが敷かれていて保存会の方が活動しています。



ちなみに梨元まで鉄道で下された材木は、ここからトラックで平岡まで運ばれたそうです。
平岡からはダムができるまでは筏を組んで運び出したのでしょう。物凄い労苦です。



いつも唐揚げ定食ばっか食べてるけど、天丼とかもおいしそう!
そして食後にコーヒーを出してくれるのがポイント。
すごく混むことも無く、居心地のいいお店です。

そして食後はお店の目の前から延びる廃線跡を転用した道路を激走(笑
最初の方は採石場の中ですが、突如狭くなり轍道になります。



下栗方面へ行く最も傾斜の無い道路です(ただし集落へ登る気ゼロw)が、去年に比べて明らかに壊れています(笑
自動車が走れなくなるのもそう遠くないでしょう・・・



と思っていたらまさかのトラックと遭遇。今日は年に1回?の粗大ごみの巡回回収の日のようです。
この道沿いに1軒だけお宅があり、そこへ行っていたようです。



道から見える遠山川は初夏の雰囲気。
向こうの山中腹に見えるグレーの場所が下栗集落の最下部。
今回はここまでですが、下栗もいつか紹介したいものです。

草むらのヒーロー?

2014-05-08 07:03:47 | 草ヒロ
開設から1か月が経過し、最近飽きて更新されていない
・・・という訳ではなく、飲んでばかりではネタがないんですよね(笑
一日30名程度の方がこちらを訪れてくれているようで、申し訳ないのでちょっと小ネタで更新します
・・・ボツネタにしようと思った程ほんとに小ネタで申し訳ない(笑



ここはとある県道の道端



そこに何気なく立てかけられた鉄板です。



これ、なんだかわかります?
偏った?車好きなら軽トラックの背面パネルだとわかるでしょう
そしてこの小ささ・・・若草色の塗装・・・

この正体はこれ



ダイハツミゼット!
ここまでわかる方はどうかしていますね(褒め言葉)。
見つけたときはここまでわかったのですが、帰って調べると写真のミゼットとはプレスラインが違います・・・
まさか、と思ってさらに写真を探すと・・・



この個体と同じ。
ということで、この鉄板はミゼットの中でもMP4であることがわかりました。

ミゼットMP型は3、4、5型があってそれぞれ少しづつ違いがあるんです。
MP5が最も残存率が高く「あっ、ミゼット」というと大概コレです。
MP4は少し荷台が短く、屋根が幌張り。MP5とは少しイメージが違います。
MP3は4よりさらに荷台が短く、背面パネルの窓が2分割になっているのが特徴です。
・・・ホントどうでもいい知識です(笑

1960~1962年の間に生産された車。
その残骸がひっそりと半世紀以上生き残っています。

・・・ところでこの持ち主は、この鉄板だけをどう使いたかったんでしょうね?