ソフトバンクモバイル:冬春モデル Wi-Fi=携帯で最大54Mbps 対応8機種 来春アンドロイドも
http://mainichi.jp/select/biz/it/news/20091110mog00m300001000c.html
へぇ、遂にこんな時代が来たか。
…と思ったものの、細かい事で申し訳ないが、この記事、突っ込みどころが満載なんです。
わかりますか?
えっとですね、勘違いしてる人が多いと思いますが、
『Wi-Fi』って、無線LANの規格でも何でもないんですよ。
これは、
『このマークが付いてる機器同士なら、無線LANでお互いに問題無く接続できる事を保証します!』
って言う、言わば証明書みたいな物。
知ってました?
何でこんなものがあるかって言うと、昔は無線LANの規格がそれぞれの会社で独自だったため、相互接続が保証されてなかったみたいです。
(流石にその時代は知りませんが…

)
それじゃ使い勝手が悪い、って事で、規格を統一し、それに準じている機器には、このWi-Fiのマークが付けられるようになったんです。
恐らく、任天堂が、自社の無線LANを利用した通信システムの事を、『ニンテンドーWi-Fiコネクション』って名付けちゃったから、それで間違える人が増えたんだろうね。
もちろん、孫社長としては、知ってて言ってるんだろうが、
こういうのは、間違えて遣う人が増えるから、俺としてはやめてもらいたい。
…さて、前振りは置いといて、ここからは技術的な話。
この記事からわかる情報としては下り最大54Mbpsって事は、今回の携帯の機種の無線LANはIEEE802.11gが採用されるみたいですね。
まぁ携帯ならそれで十分か。
最近、次世代規格、下り最大300MbpsのIEEE802.11nが正式制定されたばかりですが、
そっちを採用すればいいんじゃないの?とはちょっと思いますがね。
そうすれば、選択肢が広がるだろうし。
技術的な問題というよりは、コスト的な問題なんでしょうね。
次はセキュリティの問題ですね。
俺が言うのもアレなんですが、無線LANって、初心者にとっては設定が難しいんですよね…
バッファロー社のAOSSみたいに、ワンタッチで設定できるものもあるにはあるんですけど、無いものも当然あります。
そういう時は、大抵、誰でも使えるように、セキュリティレベルを最低まで下げてあります。
公衆無線LANなどがその例ですね。
さて、この時、セキュリティレベルは最低なので、情報が傍受し放題なわけです。
それは、ハッカーではなく、例えば俺クラスの人間でも、『やろうと思えば』できます。(やろうと思った事は無いけど…)
なので、この問題をどうやって解決するか、でしょうね。
誰でも使えるようにすればセキュリティレベルが下がる、セキュリティレベルを上げれば設定が難しくなる。
…ん~、難しい問題ですね。
後は、利用料金の話。
ご存知の通り、無線LAN(インターネット)っていうのは『無料』で利用できます。
となると、通話、データ転送等、全てにおいて無料で利用できる事になるわけです。
そうなると、当然気になるのは基本料金ですね。
これをいくらに設定するかで、今回の端末が普及するかどうか、ってのも決まるんでしょうね、きっと。
今や、下り100Mbpsの光インターネットすら、安いところで4、5000円前後で利用できるので、それ以下にはしてもらいたいところ。
一瞬、携帯の電話番号とMACアドレスなり、IPアドレスなりをどう結びつけるんだろうか?とか思ったんですが、
恐らくVoIPとかの技術を使うんでしょうね。
…ごめん、詳しくは知らんw
でも、何か電話番号とMACアドレスなりIPアドレスなりを結びつけるプロトコルとかがあるんでしょうね。
しかし、携帯電話の周波数域と無線LANの周波数域って違うはずなんだが、
切り替えはシームレスにできるんだろうか?
あー、でも、俺としたら、今どっちと繋がってるかわからんかったら不安だから、
やっぱり手動で切り替えられた方がいいような気がするなぁ…
でも、これだと切り替えにミスった時の通信料がおおごとになりそうだねw
以上、自己満足な記事でした。
読者の方がついてきてなかろうが、俺は知りませんww
…てか、ホントはこういう事ができる仕事をしたかったんだよなぁ。。。