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『OUT of MUSIC vol.23』 <2013年2月14日発行> indigo la End

2013-02-14 | マガジン

indigo la End

インタビュー抜粋
──1stフルアルバム『夜に魔法をかけられて』を完成させて、どんな手ごたえを感じていますか?
川谷:今回のアルバムは、”第1章3部作の完結編”なんですね。1作目はレコーディングしたのが2011年の11月で、結構浮き足立ってレコーディングした感じが音に出ちゃってたんです。そのせいか2作目は1作目の反動からちょっとアンダーグラウンドになりすぎたので、今回はもっとポップにしようというのが最初にありました。昔の曲も収録された僕らの今までの総括でもあり、今のindigo la Endを濃縮した”最高傑作”が出来たと思います。

──いろいろと想像が広がる、印象的なタイトルですね。
川谷:ひっかかりのある言葉を作ろうってことは、いつも意識しています。今回の『夜に魔法をかけられて』というタイトルには、絶対に夜は明けるし魔法も必ず解けてしまうけど、解けてしまったその先が必ずあると。そういった次の作品へ向けての大きな意味があります。

−−「抱きしめて」の“抱きしめてよ 心と心が重なるくらい”や“ただ最後だけは愛されてみたかったの”など、前作に比べて心情が素直に表れているなと思ったのですが。
川谷:ライブをたくさんやるようになって、お客さんとの距離を縮めたい、繋がりたいという心境の変化があって、それが今回の歌詞に表れたんだと思います。

──特に、印象的だったライブは。
川谷:”SWEET LOVE SHOWER 2012”が一番ですかね。たくさんの人がステージを観に来てくれたり、いろいろなバンドにたくさんの人が熱狂している姿を見たことで、自分の気持ちがどんどん変わっていきました。

──4月にデビューされてからCDを出すごとにお客さんも増えていってると思うのですが、ライブに対する意識は変わりましたか?
オオタ:ドラムを叩きながら見える風景も変わって、気合いも変わりましたね。
川谷:少人数に届ける音楽と大人数に届ける音楽は、やっぱり違うと思うんですよ。小さい所でも大きい所でも一緒ってのは綺麗事だと思うから、その都度それぞれに対する音楽を変えていかないとなぁって。

──なるほど。
長田:最近は、お客さんの心に残る演奏をしたいなぁって強く思ってて。まだ今はお客さんと距離があるんですよ。その距離をつめていきたいなぁってのがあります。

──これで第1章は完結ですが、第2章に向けての構想は?
川谷:これからはもうちょっとシンプルなものがやりたいです。ガチガチに詰め込んだものを引き算していく音楽がやりたいなぁって。

──第2章では、バンドの雰囲気がだいぶ変わっている可能性も!
川谷:もしかしたらパンクになってるかもしれません!
長田:それはないんじゃない(笑)。

■プロフィール
Vo/Gt川谷絵音、Gt長田カーティス、Drオオタユウスケによる絶対的な歌を中心に美しい音をポップに奏でるロックバンド。2010年2月から活動を開始し、2012年4月ミニアルバム『さようなら、素晴らしい世界』でデビュー。


感想
はじめてのインタビューで緊張のあまり、しばらく手の震えが止まりませんでした! 音楽では独特の世界を描く彼らとはまた違う魅力を知ることができ、貴重な時間を過ごすことができました。取材は喫茶店にて行いましたが、オオタさんがコーヒーフロートのアイスクリームを一生懸命食べていらっしゃったのがお茶目でした!

   
『OUT of MUSIC』webサイト


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