◇ それぞれ、自分らの希望を発言しているだけ~
韓国と北朝鮮が会談を行い、北朝鮮非核化が言われているが、状況は何一つ変わっていない。
まず第1に、何故?北朝鮮が会話する事になったのか?・・それは経済制裁が効いているからだろう。
上手くすれば韓国を手玉にとり、自分らに有利な展開に持ち込もうとしているからだ。
誰も戦争は避けたい。これは普通に考えれば当然だろう。しかし、事はそう簡単ではないだろう。
仮にアメリカと北朝鮮が会談したとして、核やミサイルを手放すとかは考えずらい。
手放す気があれば会談の前の段階で、核・ミサイルの放棄を宣言するだろう。これが前提だ。
交渉段階で核放棄を宣言する場合もあるが、これに関しては皆無だろう。
中国は米朝会話の早期働きかけを「正しい処方箋」などと、自分らがリードしてきたような口ぶりで自賛しているが、今まで中国自身が北朝鮮制裁を邪魔してきた経緯がある。・・中国の働きかけ「正しい処方箋」と自賛しているは、産経新聞のネッニュース掲載記事。
常識人から考えれば、北朝鮮が核とミサイルを手放すとは、到底思えない。
仮に、米朝会談が行われるとしても、時間稼ぎに使われる事が懸念される。と言うより時間稼ぎに使われるだろう。
一方、米NBCテレビは、7日までに米韓が延期していた合同練習を、3月31日に再開する計画だと報じている。
この問題は、北朝鮮が核とミサイル放棄を宣言すれば実現性が高いが、今までの北朝鮮は約束を破り過ぎてきた経緯がある。
前提は、北朝鮮が核とミサイルを放棄するという宣言が、出発点だろうね。
そうでなければ、進展の兆候が見えない。核・ミサイル放棄宣言が先で、これが行われればアジアの平和が見え始めるだろう。