佐伯泰英!・・・読書週刊・・・読書は習慣でするもの!!
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大剣豪 対 剣豪 だれが一番強いのか?
平成の流行作家・佐伯泰英の人と作品!
佐伯泰英(さえき やすひで)1942年生まれ66歳。日本の小説家、写真家。
福岡県北九州市生まれ。日本大学藝術学部映画学科卒。
1971年より74年まで西班牙(スペイン)に滞在。のち、西班牙と闘牛を題材にした
ノンフィクション『闘牛士エル・コルドベス 1969年の叛乱』と
『闘牛はなぜ殺されるか』、小説『ゲルニカに死す』を発表。
西班牙や南米など、西班牙語圏を舞台にした冒険小説や国際謀略小説を
中心に良質のミステリー小説を数多く執筆するが、日本人になじみの薄い土地を
舞台にしたせいか思うように売れず、ヒットに恵まれないまま1998年頃には
仕事の依頼が激減。当時執筆していた「犯罪通訳官アンナ」シリーズ
(文庫化に際して「警視庁国際捜査班」シリーズと改題)打ち切りの宣告も受け、
作家廃業寸前の窮地に立たされた。この時、編集者から時代小説か官能小説の
執筆を勧められた(その言葉のニュアンスから、事実上の廃業勧告に近かった)
こともあり、作家として生き残りを図るべく、時代小説への転身を決断する。
1999年、初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』(文庫化の際に『悲愁の剣』に
改題)を角川春樹事務所より発表。半ば版元に押し付けるような形で、
出版されるかどうかさえ分からぬ状態のまま売り込んだ同作は、発売一週間で
重版がかかるヒットとなる。それまで著作が初版品切れの憂き目を見た佐伯に
とって生まれて初めてのことだった。以後、「密命」シリーズをはじめ、
数々の人気シリーズをかかえ、「月刊佐伯」の異名をとるほどのハイペース。
ほぼ20日で文庫一冊分を書きおろしているという作品を発表する人気時代小説作家。
佐伯の執筆する時代小説の主人公には豊後の小藩出身者が多いのも特徴である。
一例を挙げると「居眠り磐音」の坂崎磐音は豊後関前藩出身、「密命」の
金杉惣三郎は豊後相良藩出身、「吉原裏同心」の神守幹次郎は豊後岡藩出身である。
2007年7月より居眠り磐音シリーズがNHKの木曜時代劇
『陽炎の辻~居眠り磐音 江戸双紙~』としてドラマ放映された。
2008年度はテレビ東京金曜時代劇枠にて『密命 寒月霞斬り』。
NHKでは土曜時代劇枠にて陽炎の辻の続編のドラマ化が始まっている。
また、「居眠り磐音」の漫画版がA-ZEROにて連載されている。
佐伯の時代小説のヒットを受け、これまで長らく品切れ状態が続いていた冒険小説や
ミステリー小説などが次々と文庫化、復刊され、初期作品の再評価が進んでいる。
現代小説の新作を望む声も少なくない。また闘牛士を追う写真家としても名高い。
時代小説・密命シリーズ(祥伝社文庫)
主人公の前に次々に立ちふさがる刺客との勝負と、同時に描かれる下町の人々との
人情味あふれる交流が好対照を成し、2008年6月で本編19巻を数える人気シリーズである。
シリーズ第一作「密命 見参! 寒月霞斬り」は、2008年にテレビ東京金曜時代劇枠で
『密命 寒月霞斬り』としてドラマ化された。
その他の時代小説
◆秘剣シリーズ(祥伝社文庫)
◆夏目影二郎始末旅シリーズ(日文文庫、後に光文社文庫)
◆古着屋総兵衛影始末シリーズ(徳間文庫)
◆吉原裏同心シリーズ(光文社文庫)
◆鎌倉河岸捕物控シリーズ(ハルキ文庫)
◆長崎絵師通吏辰次郎シリーズ(ハルキ文庫)
◆異風者(いひゅもん)(ハルキ文庫)
◆居眠り磐音江戸双紙シリーズ(双葉文庫)
◆酔いどれ小籐次留書シリーズ(幻冬舎文庫)
◆交代寄合伊那衆異聞シリーズ(講談社文庫)
引用:出典 各書籍及び下記を参考にした。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%90%E4%BC%AF%E6%B3%B0%E8%8B%B1