ふるき もの これな~ん!?> 庄内鶴岡の印箱 (印鑑入れ)
庄内は鶴岡出の、印箱でした。
船箪笥を彷彿するかの金具が凝っている。
大事な印を入れて大切に何代にも渡り使われてきた。
細工の美しい印箱、ある人は「印籠」とも呼んでいる。
背面の細工の様子。丁番もしっかりしている。
内部は仕切により三っに分かれている。
向かって左側に大きな印を、中央には小振りな印を、
右側には朱肉をいれていた。
印立てと呼ぶ、こちらも綺麗な状態で残っている。
分解部品になって取り出し可能である。
蓋を開ける時は中央に見えるつまみを押すと、蓋が開く。
経年の痛みはどれほどか・・・というくらい表面は綺麗で、目立って傷などもない。
右側の蓋は中央寄りに窪みがあって、そこに指をかけて開けるが、若干開けにくい。
軽くひっくりかえしてふるようにするか、先の細いものでひっかけて開けていた。
くぼみを少し削って開けやすくしていたようである。
古い物だから、裏側には染みや汚れが少々ある。
答えは、 庄内鶴岡の印箱 (印鑑入れ)でした。
※普段は、腕時計入れとして使用。箪笥貯金用の小銭入れにしてみたり、
江戸風の生活にはたまらない小さな宝箱です。
年代的価値しかありませんが、捨てる気にも、人様に譲渡する気もありません。