へんくつゃ半睡の「とほほ」な生活!

 奇人・変人・居眠り迷人。医療関連を引退⇒
某所で隠遁準備中。性質が頑な、素直ではなく、
偏屈でひねくれています。

【読】わたし猫語がわかるのよ@日本ペンクラブ

2008年11月13日 | 犬好き・猫好き

わたし猫語がわかるのよ

     

編者:日本ペンクラブ 光文社 ¥495(税別)

 

 派、派、もし、そのような、区別をするとしたら、
後者はのどのようなところに惹かれるのだろう!?
 首輪なしで、家を出たり入ったり。おとなしく可愛がられて
いるかと思えば、キャッとなったり・・・。

 自由気ままで神秘的とも云える。そのつかずはなれずの
存在に、人はされるのではないか!?。

 

日本ペンクラブの会員がたちとの愛情に溢れる関係を綴った
傑作エッセイ集!

 

 

 私は猫である。
 前々からそうじゃねえかなと疑ってはいたが、近ごろでは確信するようになった。
 小説を書いたり、馬券を買ったり、人間みたいなこともするにはするが、思想・
性格・容貌・行動などを客観的にはんていすると、やはり猫である。

  (中略)

  父母が死んでも泣けなかったのは、私が人間の言葉をよく知らないからであろう。
そのかわり、百匹の猫の「さよなら」には、百回泣かされた。
 やはりどう考えても、私は猫である。
 「百匹の猫」 浅田 次郎 より

 

      

百匹の猫             浅田 次郎
歌舞伎町から来た天使     野村 正樹
猫が鼠を-「ふじ」の想い出- 中原 道夫
猫バカ日誌            難波 利三
シルエット             久保田匡子
サンちゃんの手紙        田井友季子
チャアおばさん          太田 治子
コービーからの手紙       田才 益夫
風が吹けば桶屋が儲かる    高田 宏

 

Ⅱ   
猫想い            下重 暁子
八重桜            岩淵喜代子
野良猫異聞          筧 慎二
吹き溜まりのプーコ     西木 正明
チロはどこへ         河野 實
ノラや                畠山 拓
艦長モモの死亡       志茂田景樹
しなやかにわがままに    谷本多美子
白ネクタイのノワ        米原 万里

 

Ⅲ  

猫の似顔絵           出久根達郎
猫の貞節             畑 祐子
猫の成る木           川田 靖子
ペケのこと             眉村 卓
タマとリリー             つかだみちこ
猫おばさんの話         いわたとしこ
ビンラディンと暮らす     吉岡 忍
ネコたちへのレクイエム   水樹 涼子
タマ--母親の威厳     立松 和平

 

 あとがき            森 ミドリ

 

  

  

 あとがき  森 ミドリ

 (前略)
 以前、頼まれて、「花をいとおしみ、花に教えられ」と、いう言葉を色紙に書いたことがあるが、

の場合も同じような気がする。いえ、それ以上に、本来の人間らしさを取り戻させてくれるのかもしれない。

 (中略)

 この本に出てくる今も元気なはずの、グレ、キャラ、トモコ、ジャガー、あ・これはだった。

・・・・・・サンちゃん、プーコ、おかめ、クー、ちび、たま、ハルミ、チョコ、チャ、チョビ、ムー、

ノワ、ちび太、メイ、チャロミ、ちーこ、ビ・・・ビンラディン・・・・・・みんなに会いたくなってきたニャー。

 あとがきにならない、あとがきに、あがいてしまった私を、どうか愛すべき

たちに免じてお許し下さいニャー。

 

わたし猫語がわかるのよ 

編者:日本ペンクラブ 光文社 ¥495(税別)

コメント (8)
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