メガネはフレームとレンズを新しくするばかりでなく、
レンズだけ替える場合やフレームだけ替える場合があります
どちらも同じような感じですが仕事としてはかなり違います
レンズを替える場合は大きいレンズを削って入れるので、フレームが新しくても古くても基本的に同じ行程です
フレームを替える場合はけっこう難しいことがあります
①レンズの形と大きさが決まっています
当然大きいフレームから小さいフレームにしか入れ替えられません
しかも、レンズの中心がずれないようにしなくてはなりません
②数年使用したレンズはコーティングが弱くなっています
自動加工械で加工する場合にレンズにテープをはったり、チャックといって機械にセットしたりすると、コーティングがはがれてしまったりプラスチックレンズの場合はレンズ自体もいたみます
そこで、レンズが痛まないようにすべて手作業で加工します
今回の場合は大きさにはかなり余裕がありますが、中心がずれないようにレイアウトするのはぎりぎりです
新しいフレームに入っているデモレンズから直接、形をトレースします
すべて手作業で削ります
アナログで原始的な加工方法ですが、自動加工機が出来る前はこんな加工方法が普通でした
慣れれば中心もずれないで綺麗に加工できます
特に今回のレンズは20年近く使用してるプラスチックレンズなので加工機での加工は厳禁です
手間はかかりますが綺麗に仕上がりました
ちなみに費用はフレームだけのお値段で加工代はかかりません
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