4年の奥城です。
本当ならもっと早く引退ブログを書くべきだったのですが、もたもたしている間にいつの間にか七帝から三週間も経ってしまいました。申し訳ありません。
後輩はこんな先輩にならないように定期的にブログを書いてください。
まず、二村師範、小川先生、瓜谷部長、山本監督をはじめとする指導陣の方々、そしてOBOGの方、そして名古屋大学柔道部を応援していただいた皆様、今まで本当にありがとうございました。皆様の応援や指導のおかげでここまで成長することが出来ました。
七帝戦の結果は前の3名のブログにもあるように完敗でした。自分自身、圧倒的な抜き役を目指していましたが、蓋を開けてみると不甲斐ない成績となり、三週間が経った今でもあの時の悔しさを鮮明に覚えています。
今までのどの試合で感じた悔しさの何倍も悔しく、この20年近くの人生で一番悔しいです。
ですが、自分の力は出し切れたと感じています。自分が何も出来ないまま終わることなく、自分の帯取りもかけれたので(寝帯取りを決めきることまで出来なかったのはダメな点でしたが)、改善点は最後の試合なのに出てきてしまったものの、大きな悔いというものはあの試合では残さなかったと思います。
以前、何かの機会で先輩から「反省点は出ても悔いは残すな」といった内容の言葉を頂いた記憶があります。そういった意味では、やり切ったと胸を張っても良いのかな、と思えるような、でもなんだかんだ言っても、悔しさの方が残るような、そんな試合となりました。
良いことを言って終わりたいのですが、どうしても勝てなかった悔しさが一番に出てしまい、文章としてぐちゃぐちゃになりそうなのでこのあたりで七帝戦の話は終わろうと思います。
試合の結果は良かったと言えませんでしたが、この部活動で過ごしてきた日々は本当に良いものになったと胸を張って言えます。
柔道部に入ろうと思ったあの頃の自分を褒めてあげたいです。よくやった!
同期の皆様と今回お世話になった小林先輩に一言ずつ
小林先輩
忙しい中、練習、そして大会に参加してくださりありがとうございました。足の使い方が上手く、体も軟らかい小林先輩は、攻めるのに苦戦しました。だからこそ小林先輩を取れるようになった時は自分の自信になりました。
いつもはやる気がないように見えるけど、柔道になると闘志全開で練習に取り組む、そんな小林先輩と一緒に練習できて本当に良かったです。
“柔道部のために”残っていただき本当にありがとうございました。
西
本当に西が主将で良かったと思う。人数不足という問題の中でも、西が練習のモチベーションを上げてくれたし、チームの進む道を示してくれた。
なんだかんだ仕事もたくさんやってくれたし、良く出来た主将だと思うよ。ありがとう。
もっと体重増やしてほしくはあったけど。
西の立ち技や絞め、関節の技術は現役にも学んでほしいくらい強い。後輩に教えるために練習にいこう。
松下
僕が部員の中で一番茶化したり煽ったりしてるであろう松下。
積極的に後輩と話をしたり練習も盛り上げたりしてくれた松下は部のムードメーカーだったと思う。たまに頑張りすぎてそれが空回りしたこともあったけど、それも松下の良さだったよ。
正対をする人が少ない中で松下の強力な正対は、後輩にも良い練習になるので、練習にいこう。
林
林君は一番成長したと思う。他の誰にも出来ない、林君の体格だからこそ出来る技を完成させたのは本当にすごい。
試合でも相手を取るまで強くなって頼もしかったよ。内主務の仕事も気づいたらすぐやってくれて柔道部の縁の下の力持ち的な存在だったと思う。
林君のような大きい体格と戦えるというのは後輩の良い練習になるので、練習にいこう
青山
相撲部の練習を午前にやって、午後から柔道部の練習をするというハードスケジュールにもかかわらず、たくさん練習に参加してくれてありがとう。
後輩とも付き合いが浅いなかで、急速に仲良くなって青山の対人スキルの底知れぬ高さを感じた。
青山君は助っ人ではなく立派な同期の一人だと思っています。
なので他の同期と同じ言葉をかけさせてもらいます。練習にいこう。
最後に後輩にひと言ずつ送ろうと思います。
近藤
近藤君は寝技も立ち技も上達していて最近の乱取りは一筋縄ではいかなくなった。関節取られたあの乱取りは忘れない。
近藤君は器用だから、これからも技術を吸収してますます強くなれると思う。
抜き役になる実力は十分にあるから、自分のやり方に自信を持って、どんどん攻めていってほしいな。
永田
永田君は立ち技が強くて、こっちが投げられないかひやひやしながら乱取りしてたよ。
あと試合慣れしてて、メンタルが強豪校のそれだと感じています。実力の100%を試合で出せるのは大切だからね。
ここから寝技の実力もつけてさらに強くなる永田君の姿が楽しみです。
とりあえず、よく食べてよく療養して怪我を治そう。
宮城
宮城君は寝技の成長がすごいね。正直、僕が1年の時よりも寝技が上手いよ。
ぜひこのまま正対を極めて、宮城君には抜き役になってもらいたいです。
そのためにもまず体重を増やそう。期待しています。
澤田
澤田さんはマネージャーとして短い間に仕事を覚えて、よく働いてくれて感謝しています。
掃除やタイマー、動画の撮影とか仕事を積極的に取り組む姿には頭が下がるよ。
マネージャーとしてチームを見て、選手からでないような意見もあるから、マネージャーが考えていることを選手にもどんどん共有していってほしい。
前田
前田さんも柔道部という慣れない世界でマネージャーとして真面目に頑張ってくれてありがとう。
仕事の引き継ぎで、任せる仕事の量が多くなってしまったのは申し訳ないと思うけど、これまでの仕事ぶりを見てると安心して任せられると感じるくらい頼りにしてます。
とはいっても、無理はしないでね。どんどん他の部員を頼ってください。
僕は1年の時の七帝戦での、先輩方の本気で勝ちを狙いにいく姿勢、息をのむような試合展開、全員の気持ちが1つになったと感じる団結感、優勝できなかったときの先輩方の悔しさに満ちた表情、それらが僕の心を揺さぶり、本気で七帝戦優勝を目指そうと思いました。あの七帝戦があったからこそここまで頑張れたと思います。
2年間七帝戦がなかったので後輩のみんなは全員が最初の七帝戦でした。僕があの時からずっと目指してきた優勝には届かなかったけれど、後輩のみんなが、僕があの時感じた思いや次への糧になるような思いをこの大会を通して少しでも感じてもらえたら、1つだけでも先輩としての仕事が出来たのかなと思います。
これからは、OBとして現役の力になりたいと思います。今のところ練習に行くことしか思いつかないですが… 同期に練習にいこうと言っておきながら、引退後おそらく一番練習に顔を出していないのは僕です。また遠くないうちに練習に行きたいと思います。またよろしくお願いします。
頑張ろう!名古屋大学柔道部!!
次は近藤君、ブログの更新お願いします。