お題は
「速さの進行図」
では、いきましょう。
基本動作みたいなもの
中学受験算数の範囲内で
3大単元を挙げよ
と言われたら
まず間違いなく入るのが
「速さ」
この「速さ」の問題を解くときの過程を
ざっくりと4段階に分けてみます。
①問題文を読む
②進行の様子を図示する
③図から着眼点をつかむ
④解く
もしかして
②が習慣化されていないお子さん
いらっしゃいません?
「速さ」の問題において
進行の様子を図示するのは
いわば、基本動作みたいなもの。
進行図はかいて当然なんです。
もちろん、図をかかなくても
解けるレベルの問題もあるでしょう。
でも、それくらい易しいレベルの問題で
進行図をかく練習をしないとですね
いざ、入試レベルの問題で
さぁ、かいてごらん♪
とうながしたところで
かけないわけです。
もう1回言います。
進行図はかいて当然!
どっちの図にする?
さて、進行図
かくとしましょう。
で、どっちにする?
A:直線上の進行図
B:ダイヤグラム
どちらの図をかいても大差なく解ける問題であれば
Aを選択するのが無難だと思っています。
でも「明らかにこっちの図が適している」
と判断できる問題は
その通りに選択したいもの。
おおまかな判断基準を知っておいてください。
時間の情報が多い問題 ⇒ B:ダイヤグラム
この判断基準を上手く活用できない場合は
「ダイヤグラムが適している問題」
だけを覚えておいてください。
甲乙間を何度も往復するバスの問題
円周上を回り続ける点の移動の問題etc.
お馴染みの問題ですね。
これらの問題では
ダイヤグラムの威力を
実感できるはず。
ダイヤグラム
ありがたや。
同時刻マークは必須
どちらの図をかいても大差なく解ける問題であれば
Aを選択するのが無難だと思っています。
さっき、さらっと言いました。
理由は明快。
ダイヤグラムはどんな生徒でも使いこなせるツール
というわけではないから。
モノにするのに時間がかかる。
かけるようにするにも
それをもとに着眼点をつかめるようにするにも
やっぱり時間がかかるんです。
なので、まずは
直線上の進行図。
ダイヤグラムと比べると
かきやすいのですが
時間の情報が読み取りにくい
という欠点があります。
その欠点を補うべく
同時刻マークをかき込む習慣を。
同じ時刻には同じマーク(▲,●,■,・・・)
をかき込むことにより
時間一定の部分が明確になります。
速さと比において
時間一定の部分を探すという視点は
前述③の着眼点をつかむことにつながるわけです。
直線上の進行図
同時刻マーク
練習あるのみ。
手短かにまとめるつもりだったのに。
いつも通りの分量かも。