こちらのミュージアムも以前から気になっていた場所でした。烏丸御池の交差点にある学校のような建物が、実はマンガミュージアムだったなんて、東京に帰ってから知りました。ホームページで調べいるうちに、
「これは行くしかない!」
と、思うようになった場所です。
たまたま地下鉄五条駅から歩いてみようと思い、テクテク歩き始めました。ウムム~歩くと、思った以上に歩きますねえ。それに蒸し暑いし・・・
#小雨でムシムシしてました
蒸し暑さのためフーフー汗をにじませながら、到着したのは夕方の時間帯になっていました。
入り口には券売機があって、入場券を購入して入ります。
冷房が効いていて、心地よい♪
中は自然光がふんだんに注ぎ込む開放的で明るい造り。ミュージアムというよりはマンガ図書館といった趣で、小さな子から大人まで好きな場所でマンガを読んでいます。本棚の前や廊下、校庭側でもマンガを読んでいる人がいました。何と自由な空間なのでしょう・・・
(^^)
「校庭」と表現しましたが、この建物はもともと小学校だったらしいです。小学校の歴史を綴った部屋(教室)もあり、とても歴史のある学校だったことがわかります。
***
フラフラッと本棚を眺め歩いているうち、拍子木の音が・・・
「紙芝居が始まるぞ~」
あらら~
紙芝居??
これは見てみたい!!
ス~ッと、小さいお友達と一緒に紙芝居の部屋へ流れ込んでしまいました。この流れは、かつて天王寺動物園でコアラのエサの時間に、コアラ館へ小さなお友達集団と一緒に流れ込んだときと、同じ状況ではないかと、自問自答。
(^^;
この日の紙芝居は手塚治虫氏の子供時代のお話しでした。紙芝居なんて、幼稚園時代の記憶が最後ですから、興味津々。内容もなかなか面白かったですね。本編までの前フリでは、子供たちとの会話が面白かったです。紙芝居のお兄さんが
「能勢って、知っとる?」
と聞くと、男の子が
「のせでんやぁ!」
と答え、「能勢電?そうきたかぁ!!」と受け答えに感心してしまいました。
(笑)
***
紙芝居を見終わった後、再びミュージアム内を歩き回ってみました。マンガの棚も見てみましたが、少年・少女どちらもメジャーな作品が中心で、もう少しコアな作品があってもイイかな・・・と感じ、本棚を眺めるだけで、サラッと見て流しました。
そして歩き回っているうちに、建物の奥に階段があることに気がつきました。階段の前に立って、ものすごい力で訴えてくるものを感じ、立ち尽くしてしまいました。そこは木の階段で、おそらく元の小学校の面影を強く残している場所なのではないでしょうか。
入り込む光が少なくて少し薄暗く、木の床に響く柔らかい足音。
コツコツという足音なのだけど、とても柔らかいぬくもりのある足音が階段に響く・・・シックな色使いの壁と相まって、とても落ち着いた空間になっています。
壁に手を当てると、いろいろな音が聞こえてくる思いがします。にぎやかな声とか、パタパタ動き回る足音とか、今までの階段が見つめてきた時間を閉じこめたかのような、「音」を感じる不思議な階段。
現在設置されている照明は、階段と空間の魅力を引き出すような配慮があるようで、この空間をうまく演出しています。
「音」を感じながら、しばらく上に行ったり、下に降りたり・・・30分近く、階段を壁を眺めてしまいました。できれば、木の机を階段に置いて、ずっとその場で静かに階段を眺めてみたいですね。「階段」をみて、「音」を感じて、味わう・・・初めての経験でした。
窓の外の景色が良ければ、なお良いのですが・・・↓
***
思えば、この階段はネットで見たときに
「いいなあ」
と感じたのでして、マンガミュージアムに行ってみたいと思った理由は、この階段の「音」を聞くためだったのかもしれません。
この階段は再び訪れてみたいです。時間帯を変えれば、光も変わり、階段の表情も違って見えるでしょう。きっと何かのイメージを与えてくれると思います。
<夏の旅に出かけよう!>
宿ぷらざ
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「これは行くしかない!」
と、思うようになった場所です。
たまたま地下鉄五条駅から歩いてみようと思い、テクテク歩き始めました。ウムム~歩くと、思った以上に歩きますねえ。それに蒸し暑いし・・・
#小雨でムシムシしてました
蒸し暑さのためフーフー汗をにじませながら、到着したのは夕方の時間帯になっていました。
入り口には券売機があって、入場券を購入して入ります。
冷房が効いていて、心地よい♪
中は自然光がふんだんに注ぎ込む開放的で明るい造り。ミュージアムというよりはマンガ図書館といった趣で、小さな子から大人まで好きな場所でマンガを読んでいます。本棚の前や廊下、校庭側でもマンガを読んでいる人がいました。何と自由な空間なのでしょう・・・
(^^)
「校庭」と表現しましたが、この建物はもともと小学校だったらしいです。小学校の歴史を綴った部屋(教室)もあり、とても歴史のある学校だったことがわかります。
***
フラフラッと本棚を眺め歩いているうち、拍子木の音が・・・
「紙芝居が始まるぞ~」
あらら~
紙芝居??
これは見てみたい!!
ス~ッと、小さいお友達と一緒に紙芝居の部屋へ流れ込んでしまいました。この流れは、かつて天王寺動物園でコアラのエサの時間に、コアラ館へ小さなお友達集団と一緒に流れ込んだときと、同じ状況ではないかと、自問自答。
(^^;
この日の紙芝居は手塚治虫氏の子供時代のお話しでした。紙芝居なんて、幼稚園時代の記憶が最後ですから、興味津々。内容もなかなか面白かったですね。本編までの前フリでは、子供たちとの会話が面白かったです。紙芝居のお兄さんが
「能勢って、知っとる?」
と聞くと、男の子が
「のせでんやぁ!」
と答え、「能勢電?そうきたかぁ!!」と受け答えに感心してしまいました。
(笑)
***
紙芝居を見終わった後、再びミュージアム内を歩き回ってみました。マンガの棚も見てみましたが、少年・少女どちらもメジャーな作品が中心で、もう少しコアな作品があってもイイかな・・・と感じ、本棚を眺めるだけで、サラッと見て流しました。
そして歩き回っているうちに、建物の奥に階段があることに気がつきました。階段の前に立って、ものすごい力で訴えてくるものを感じ、立ち尽くしてしまいました。そこは木の階段で、おそらく元の小学校の面影を強く残している場所なのではないでしょうか。
入り込む光が少なくて少し薄暗く、木の床に響く柔らかい足音。
コツコツという足音なのだけど、とても柔らかいぬくもりのある足音が階段に響く・・・シックな色使いの壁と相まって、とても落ち着いた空間になっています。
壁に手を当てると、いろいろな音が聞こえてくる思いがします。にぎやかな声とか、パタパタ動き回る足音とか、今までの階段が見つめてきた時間を閉じこめたかのような、「音」を感じる不思議な階段。
現在設置されている照明は、階段と空間の魅力を引き出すような配慮があるようで、この空間をうまく演出しています。
「音」を感じながら、しばらく上に行ったり、下に降りたり・・・30分近く、階段を壁を眺めてしまいました。できれば、木の机を階段に置いて、ずっとその場で静かに階段を眺めてみたいですね。「階段」をみて、「音」を感じて、味わう・・・初めての経験でした。
窓の外の景色が良ければ、なお良いのですが・・・↓
***
思えば、この階段はネットで見たときに
「いいなあ」
と感じたのでして、マンガミュージアムに行ってみたいと思った理由は、この階段の「音」を聞くためだったのかもしれません。
この階段は再び訪れてみたいです。時間帯を変えれば、光も変わり、階段の表情も違って見えるでしょう。きっと何かのイメージを与えてくれると思います。
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