くるりぴょん、くるりこぴょん

忘れっぽいわたしのための記録。何年か先に、振り返ることのできる思い出を貯めるために。

病気の友達のお姉さん

2016-03-22 23:18:43 | 病気の友達
6時を回り、個室へ移ってから毎日仕事帰りに顔を出すという友達のお姉さんがやってきた。

挨拶をしてもう帰ると言うと、お姉さんも一緒に病室を出てきてくれて談話ルームで小一時間ほど話をした。

3月5日に吐いて個室へ移る時に、あと一週間と言われたそう。でも、悪いところで安定して、二週間以上頑張ってくれていると。

お姉さんは大学病院の事務をしているので、今月来月と大忙しで仕事はたまり放題なのだが、妹を放っておくわけにもいかず。

でも、余命が一週間と言われたので毎日どうにか顔を出しているけれど、それが二週間、三週間となると、自分の生活もあるし、疲れも溜まってくる。お姉さんは疲れている。

妹は可哀想だけれどこれがずっとは続くわけではないと思って頑張っている様子。

何より義理の弟が最低男なので、その分面倒を見てやらなくちゃと頑張っているのだと思う。

出来ることだけをしてあげる、出来ることしかできないと割り切り、踏ん張っている。



病気の友達

2016-03-22 19:44:05 | 病気の友達
J大学病院は、職場からなら20分もあれば着くのだけれど、自分の都合ばかりを優先させてなかなか足を運ばなかった。

一人で見舞う勇気がなくて、共通の友人としか来なかったけれど、看護師の友人から会いに行くなら早く行った方がいいと言われて、渋々。

病気の、寂しがり屋の友達が来て来てと言うのに、嫌々行った。

この間よりもまた一段と顔が小さくなり、腕は細くて肩幅も狭くなっていた。

1月の大雪から食べられず、ずっと点滴。喉が渇いて口に含む氷も、点滴も水分は全部足に回ってしまうのか浮腫みがひどい。

こんな毎日はもう嫌だよ、早く死にたいと何度も繰り返し言われた。変なこと言ってごめんねと弱々しい声で謝られた。

返す言葉が見つからなくて。泣くのを我慢するのが精一杯。何もしてあげられない。