ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川
からくれなゐに 水くくるとは
在原業平朝臣(825-880)
映画は「競技かるたに情熱を注ぐ高校生たちの姿を描く青春映画」だそうです。wowow~
家にあった「百人一首を覚えよう」佐佐木幸綱 編著
家族でお正月かるた取りをしたことなど思い出して復習?をこめて、解説などつらつら読んでいると、
からくれなゐ は「韓の国(朝鮮の古名)から渡来した美しい赤い染料」となっているので、
どれどれと「ねずさんの日本の心で読み解く百人一首」
を読むと 出た~引用「ちなみに からくれなゐ というのは、
唐の国の緋色のことです。これを、韓の国の緋色 と訳している人もいるようですが、
残念ながら韓はこの場合、関係ありません。
日本と唐は国交を持ち、留学生の交換等を行ってきましたが、当時の韓は
たいへん貧しく、まだ国家といえる状態にありません。
日本と唐の中間地点にあるだけで、周囲の国に文化的な影響を与えるようなものは何もありません。そもそも韓には緋色どころか染料そのものがなかったのです。(後略)
この頃NHKは競技かるたの中継をしなくなり、お互い激しいかるた取りが面白くて観ていたのに残念です。やはりNHKは日本文化の衰退を願っているのでしょうか。誰のために、何処のために?視聴率云々の問題ではなさそうです。
さて今夜の映画はどうかしら?