ホップ ステップ ジャンプ

喜びも悲しみも感じるままに~。

妖精に成ったShizukoさん

2011年08月15日 | つれづれに
行く度に大きくなった駅に驚かされる祖師谷大蔵駅

イタリア料理店「フィオッキ」

涼しげなオードブル(目に美しく、おまけに大変 美味でした)

可愛いデザート(オーナーの心遣いに癒されました)


祖師谷大蔵はかつて住んでいた所~。
嫁いで家を出てから50年に間もなく成るのですから驚きです。
今でも、実家は在りますが…。
少々入り組んでいますので、祖母と実母が他界してから、すっかり疎遠に成って居ます。

今日は、同じ祖師谷に住んでいらして、今年の2月9日に亡くなられた、Shizukoさんの家に同級生のNorikoさんと一緒にお悔やみに行き、ご主人に近くのイタリアレストランの「フィオッキ」に連れて行って頂いて、でお食事をご一緒して、在りし日のShizukoさんを偲びました。

ながい人生の内には色々なことが有りますが、特にShizukoさんの生い立ちは複雑で、さまざまなことを話あった仲間の一人でした。

誰よりも、悲しさを引きずっていらした方だったような気がします。

人から見たら、良いご主人がいらして、長年の希望が叶ってバレーを習ったり、ピアノを習ったりと幸せだったのでは…。と思っていましたが。

幼い時に味わった苦しみから逃れたくて、一生懸命だったのでしょうか?

そして癌になって
「こんな 苦しい思いをしなければ ならないほど
自分は 悪い事をしたのか
こんなに がんばって 生きて来たのに
かわいそ すぎやしませんか
きっと きっと 気がつかないで
知らないで いっぱい 悪い事をしたんだなぁ
自分を 大切にしてくれた人に
当たり散らして きたことかな
たしかに あれは良くない
じゃー 仕方ないか ―――――」

と、怖くて 痛くて苦しい胸の内を綴っています。

治療を受けて元気に成って、又、バレーをしたいとの思いでいらしたようですが、
癌の進行が早くて

旦那さまに
「長い間 ほんとうに 頑張ってくれました。
これは 表彰状です
あなたに 守ってほしいと
何時も 甘えてきました。
でも、今度は 私が守って上げますから
姿は消えても 念願だった 妖精になって
何時も あなたの 側にいるので
気づいて 下さいね」

「緑のはっぱが お日様にあたって 
キラキラ することがあったら
SIzuベーの妖精が ニコニコしているから
絶対 気づいてね
爽やかな風が とても気持ち良く
あなたのひたいに 触れたら
SIzuベー だなって 気づいてほしい
生きている時 大切な人に 
当たり散らして ばかりいるから
神様が 妖精にしてくれて
少しは 優しくなれるようにしてくれるの
これからは いつも傍に居て 守って あげるからネ
~~
だって あなたは 何時も
SIzuベーに そうしてくれたもの~」

思いの丈を走り書きにして 沢山の文章を残して居ました。

すっかり白髪が増えた旦那さま。
時々感極まって、涙ぐむご主人の姿に、涙を誘われること しばしばでした。

今は痛さと苦しさから解放されて 大好きだった妖精になったShizukoさんは
今日もご主人の側にいらしたような気がします。

そして「ここのお料理美味しいでしょ!」と、私たちに語りかけていたように思います。
一足先にいらしたクラスメイトと一緒に、そちらでワイワイガヤガヤと、楽しくやっていますか?
だんだん、そちらは賑やかになって行きますね~~