23年、中央公論新社。読売新聞連載小説の書籍化。
川上、48歳、08年に「乳と卵」で芥川賞受賞、綿矢りさとW受賞。
若い女性二人、出版界の戦略だろう。
川上本は読むの初めて。
大阪生まれ。小説舞台は都内と埼玉だが
西の感じはしっかりあった。2000年頃の物語。
600ページ。1年3か月連載は長くなるよ。
初め新聞事件記事から、少しミステリアス?
50ページ位は、読めるか、と、だんだんと退屈になる。
斜めよみ。
セリフが多い。水商売の女性たち、数人がワイワイと話す。
10代で飲酒。賭博、闇バイトなどヤクザも登場。
参考文献にそれ系の本があった。
ほとんど貧しい家の女性。文化住宅に住み
お金がギリギリ。何をして生きていくのか
何となく、スナック、キャバクラ勤務。
一緒に住んだり、急に出て行ったり。
ラスト著者がまとめられなくなった感じがしたが
こんな人生を書きたかった?
詩集も出している。ファンタジーとして読めばいいのか・・
これは現実なのか・・というラスト。
家族、血縁、生活、貧困、お金、犯罪など、つめつめ感があった。
「夏物語」は40か国で翻訳されている。
漢字が少なく、多分翻訳はしやすいだろう。
川上は同じ芥川賞をとった阿部~と同じく再婚同士結婚。
話題になった。息子がいる。
初めは歌手、モデルもしていた。
奇麗なので女優狙いだった?
他の短め小説を読んでみてもいいと思った。
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