勇者の大局観

ヘボ投資とつれづれなる日々・・・
(投資に関する投稿は私感に基くものです)

映画『劇場』を観た。

2020年07月25日 | 映画
原作は芥川賞作家の「又吉 直樹」。

あらすじは:
高校時代の友人と立ち上げた劇団で脚本を担当する永田(山﨑賢人)は将来を夢見て社会に飛び出す。だが、そうそう甘くはなく、劇団の上演の評価は目も当てられぬ内容。その結果、劇団の活動はほぼ休止状態となっていた。そんなある日、永田は女優になる夢を抱く沙希(松岡 茉優)と出会う。服飾の学校に通いながら一人暮らしをする沙希は演劇のことしか考えておらず、不器用でありながらどこか頼りない永田に恋をする。やがて沙希のアパートに転がり込んだ永田と沙希の生活に異変が・・・

少し退屈感を覚えた作品でしたが、ラストが気になって仕方ない思いでクズの永田あどけない沙希の生活をじっと見守っていました。本当は才能が有るのに運がないだけの永田なのかどうかも気にはなっていましたが、やがてそれも劇団の仲間の言葉で納得です。

「こんな人間も世の中にはたくさんいるんだよ」と観ている者に訴えかけ、その行く末が気になって仕方ないところで考えさせられる作品。一番近くにいる最良のパートナーなのに、その思いに気付かず分かれたレールは結合することなく平行のままずっと進んでいくことすら気付かない。そんな男を絶妙に演じていた「山﨑賢人」は見事でした。。。

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