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自民党圧勝の選挙を終え新たな政権がスタート。
先日、会社内の雑談である社員が言っていた。「参議院選挙が控えているので自民党はそれまでおとなしくしているだろう。参院選でまた圧勝すればその時はやりたい放題で、増税もするにきまってるさ」と・・・
私はそうは思わない。もし増税すれば“うそつき民主党”の二の舞になるのは自民党員は百も承知のはず。一度野党に転落して何が悪かったかを反省しているとしたら今回手にした政権を手放すような馬鹿はしないだろう。
「民のかまどはにぎわいにけり」と言う言葉をご存知だろうか。仁徳天皇の有名なお言葉である。天皇は難波高津宮から民の家々をご覧になられた時、家のかまどからご飯を炊く煙が立ち上ってない事に気付き「都でさえこんな有様だから地方はもっと貧しいはずだ」と考え、向こう三年間は税を免除する方針をとられた。そして天皇自ら贅沢を慎み、衣服もあるもので我慢し宮殿か朽ちてきても修理もせずじっと(民と同じく)三年間耐えられた。
その後、人々の生活は豊かさを取り戻し、その様子に満足され「私は豊かになった!よかった!」と言われた。皇后様に「衣はボロボロで屋根には穴が開いてるのにどうして豊かなの?」と聞かれた天皇はこう答えました。
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民主党が政権を取る時、この事を国民は強く望んでいた。しかし、実践できなかった。そればかりか“民から税の徴収を更にきつくしようとした”・・・そして政権を失った。もし、今の自民党が「向こう三年間は増税しない。そして国会議員のボーナスはなし。歳費も7割カットする」というくらいの思い切った決断を下せれば圧倒的国民の支持を得ることが出来るだろう。
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