この記事を読まれた方も多くいるだろうけど、改めてご紹介です。
【産経ニュースから】
「震災で変わった中国人の日本観」というタイトルで詳細に書かれています。
■震災発生当日、香港系メディア鳳凰衛視(フェニックス・テレビ)のライブ放送で、東京特派員、李びょう氏が津波が町を襲う映像を紹介する際に声を詰まらせ、ながらニュースを読み上げたことが中国のネットで反響を呼んだことで多くの中国人に感動を与えた。
■仙台市内のビルの屋上で立ち往生して約8時間後に救出された中国人女性の手記が中国のインターネットで出回り、日本人の優しさが話題を集めている。女性は日本人約80人と一緒に救出を待っていたが、貧血で倒れそうになったという。「赤ちゃん連れの主婦が粉ミルクを分けてくれたり、駆けずり回って水を探してくれた若い女性もいたり…」などと周りに助けられたという。
■「みんなの携帯電話のうち、つながるのは2台しかなかったが、外国人を優先するということで、中国人の私に真っ先に使わせてくれた。その後、日本人たちは行列をつくり1人ずつ家族に電話をしていた」と、女性の手記は救出されるまでの様子を克明に紹介し「私を支えたのは彼らの優しさだった」と日本人への感謝の気持ちを綴った。そして、ネットで大きな感動を呼んだ。さらに、中国人研修生20人を真っ先に高台に避難させ、自らは津波にさらわれて行方不明となった宮城県女川町(おながわちょう)の水産会社役員のことが新華社通信の記事で紹介され、中国のネットで英雄となった。「日本人にはこんなにたくさん優しい人がいるとは知らなかった」といった反応が多かった。
■また、4月12日の首相会見で、産経新聞の阿比留(あびる)瑠比(るい)記者が菅首相に対し「一体何のために、その地位にしがみついているのか」と質問し、菅首相が「阿比留さんの物の考え方がそうだということと、私は客観的にそうだということは必ずしも一致しないと思っています」と丁寧な言葉で答えたことを香港のメディアが中国国内のインターネットで配信し、「権力者を批判できる日本の記者は素晴らしい」「中国だったら、その記者はすぐに投獄されるだろう」「これこそ民主主義」といった日本の制度を称賛する反応があふれた。中国の若者たちの日本に関する知識は、これまでは中国政府主導の愛国主義教育や、テレビで毎日のように流される抗日ドラマによるものが多かった。ただ今回は、震災報道やネット情報などを通じて、秩序を守り、他人を思いやる日本人のありのままの姿を知ることができた。そのことによって、日本をある程度客観視できるようになったと言えよう。
(中国総局 矢板明夫)
日本人も中国人も、また他の人種も、みんな同じ人間ってこと。ただ歪曲された情報を植え付けられたり、また自分で勝手に思い込んだり、頭の中だけで知らない外国人の姿を描いてるけど実際に触れ合い話してみると「なんだ、自分と同じ人間じゃん」(関西では、なんや~自分と同じ人間やん)ということがよくわかるんでしょうね。