勇者の大局観

ヘボ投資とつれづれなる日々・・・
(投資に関する投稿は私感に基くものです)

映画『ブレードランナー』

2016年02月11日 | 映画
年に一回は必ず観る作品です。
『ブレードランナー』
SF映画の金字塔とまで言われるこの映画、初めて観た時は誰もが「イマイチ」とつぶやく事請け合いです。しかし、するめと同じで噛めば噛むほど味が出てやみつきとなる事も請け合いです!

深い!・・・真のメッセージを受け取る!

ストーリーは、さほど難しくありません。人類が宇宙へ進出している未来の話で、「レプリカント」と呼ばれる人造人間を作って宇宙での過酷な作業(労働)をさせていました。レプリカンとは外見は人間と同じで区別がつきません。しかし人間より身体能力はかなり上で全てにおいて人間を上回っていました。唯一、寿命を除いては・・・
そう、寿命を4年に設定することで人間への脅威を排除していたのです。しかし、レプリカントは感情をも持ちますので自分たちの置かれた境遇に不満を持つ反乱分子が時折現れます。そして脱走して地球に戻って来たレプリカントを排除するのは「ブレードランナー」の仕事と言うわけです。このブレードランナーに扮するのがハリソン・フォードですが、なにせ34年前の映画ですので若いです^^;

この作品、とにかく細かいところにまでこだわった世界観に包まれています。未来のチャイナタウンの様子や残された日本の匂いや人口過密地区の窮屈感などひしひしと伝わってきます。その中で独特の間合いが観ている者を引き込んでいきます。一見すると派手なアクションが少ないので退屈に思えますが、映画のメッセージを知った上で観ると一瞬たりとも各人の表情を見逃すわけには参りません。

残りの寿命が少なくなってしまているレプリカント達。
「どこから来て、どこに行くのか。そしてどれだけ生きれるのか!」という苦悩。
それは我々人間の「生きることへの執着」となんら変わらない事が見事に表現されています。(随所に・・・)

もう10回近く観てますがいつ観ても素晴らしいと思うのですよ~。

命には限りがあるし、自分の命がいつ果てるかは誰にも判りません。だからこそ時間を大切にしよう!

いつ観てもそう思わせてくれるので私にとってモチベーションを高める作品の一つです・・・





この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 止まらん。 | トップ | 重力に迫る。 »
最新の画像もっと見る

映画」カテゴリの最新記事