レコードをひっくり返してB面1曲目はこのアルバムからのFirst Single で全米12位まで上がったJust Another Nightからスタート!
アルバムが待ちきれなくてこの曲のシングル盤を即買い求め聴き込んではいたけど、やはり出だしのパーカッシブな音の後からギター🎸の低音のイントロが入りそこからキレのいいギター🎸刻が刻むリフが聞こえてくると自然と身体がリズムを取り始めるね。

この曲のPVが又カッコ良かったね。目張りをバッチリ入れたMickがいきなりステージに上がりギター🎸を弾きながら歌うんだけどStonesのヴォーカリストではないMick Jagger がそこにはいた。
このアルバムのPVは今は廃盤になってしまっているドラマ仕立てのビデオ作品からのシーンが使われている。このビデオ最後まで観たことないから詳しくは覚えてないけどロックスターが彼のことを全く知らない土地に行ってひと騒動起こすみたいな内容だったと思う。

是非ともこのビデオ作品再発して欲しいね!
とにかくエンディングの性急なギターのフレーズとドコドコと入るドラムのに合わせてPVでは観客とMickが踊りまくる所もStonesぽくなくて面白い。確かにキャッチーな売れ線狙いの曲だと思う。本来ならトップ10入りしてもおかしくないと思うんだけど・・・
続くLucky In Loveは2nd Singleとしてリリースされた曲だ。

アルバムバージョンとシングルバージョンは出だしのアレンジが違っている。でもこの曲はJeff Beckのギター🎸がすごく効いてカッコいい。寧ろキーボードなしの方が良いかも知れないね。チャートのアクションはそれ程良くなかったけど音が当時の今風に仕上がっていて個人的には好きなナンバーだ。
続くSecretsも個人的には凄く好きなナンバーだ。マイナー調のイントロから突っかかる様に歌い出すこの曲もライブ映えすると思うんだけどこの曲も来日公演の時には歌ってくれなかったんだよね。僕はB面の頭からの3連発の流れが大好きだ。ここまで聴いてきてテンションはかなりMAXになっていた。
Mickやるじゃん!なかなかカッコいいアルバムだ!
そして思いっきりタイトル曲のShe's The Bossへの期待が高まった。きっとこの流れでかなりシャープなロックナンバーで締めくくるんだろうな?と思っていた。例えばStonesのBitch やCrazy Mamaみたいなギター🎸のリフがガンガン効いたノリノリのロックチューンを!
所が始まった曲は全く肩透かしの展開になった!確かにギター🎸はフィーチャーされていたけど・・・
ファンクぽいと言うか・・・そうきたか‼️
これじゃこれまでの流れが台無しじゃん!
正直この曲に関しては僕は今もあまり好きになれない。独断と偏見で言わしてもらえれば最後のこの曲がもっと別なタイプの曲かもしくはもしこの曲を外せないんだったらA面最後のHard Woman と曲順を入れ替えた方が納まりが良かった様な気がするしアルバムもトップ10入り出来たのではないかな?
こうしてMick Jaggerの初ソロアルバムShe's The Bossは終わった。このアルバムを通して聴いてみるとMickのメロディメーカとしての才能と引き出しの多さを改めて感じさせられた。
Mick良い曲書くじゃん!
これが正直な僕の感想だ。それまでのMick Jaggerはやはりヴォーカリストでありパフォーマーとしてのイメージが強く、曲は書いていているけどS tonesの楽曲は歌詞はMickだけど曲はKeithだよな!みたいな固定観念があい変わらずあった。これが見事に覆ったのだ!
そしてやっぱりStonesの曲を聴きたくなった。
MickにはやはりKeith のあの独特の間があるギター🎸やCharlieのドラムがしっくりくるなぁ!
と思いながらもこのアルバム暫くはヘヴィローテーションで聴きまくったのは言うまでもない。
◆She's The Boss◆
発売日 1985年 2月25日
最高位 全米13位
Track Listing
1.Lonely At The Top
2.1/2 A Loaf
3.Running Out Of Luck
4.Turn The Girl Loose
5.Hard Woman
6.Just Another Night
7.Lucky In Love
8.Secrets
9.She's The Boss
2.1/2 A Loaf
3.Running Out Of Luck
4.Turn The Girl Loose
5.Hard Woman
6.Just Another Night
7.Lucky In Love
8.Secrets
9.She's The Boss