僕が子供の頃チョッとおめかししてお買い物に行くと言えば浜松にある老舗百貨店の松菱に行く事でした。

その頃の僕にとっての松菱は僕の欲しい物が全て揃っているパラダイスでした。
屋上の遊園地で遊んだ後大食堂でお子様ランチを食べそしておもちゃ売り場でおもちゃを買ってもらうという子供にとってのゴールデンルート!これだけで本当に幸せな気分になれました。
実はそのゴールデンルートの他に僕が密かに好きだった場所が地下の食料品売り場にもあったんです。
デパ地下で買い物をする時に必ず寄って眺めていたコーナーが2つありました。
1つは回るお菓子売り場です。

👆イメージ写真です!
昔はどこの百貨店に行っても必ずこの回るお菓子売り場ってありましたよね?

そこに行ったからと言って必ずそこでお菓子を買って貰う訳では無かったんですけど兎に角見るだけでも楽しかったですね。
子供の好きそうな駄菓子がメリーゴーランドのように回っているんです。
種類も結構あるしどれも美味しそうで目移りしちゃうんですよ。

プラスチック製のザルに回っているお菓子の中から好きなお菓子を好きなだけ入れると言うのが子供にとってはたまらないんですよね。
代金は確かグラムいくらで計算されて払っていた気がします。
実はネットのニュースで知ったんですけど静岡の松坂屋にはまだこの回るお菓子売り場があるのですが、遂にリニューアルを機にその売り場が引退する事になったそうです。

残念だし寂しい限りですね!少なくとも僕の住んでいる関西でこの回るお菓子売り場が存続しているデパートってもうないと思います。
一体いつから見なくなったのかな?
そしてもう一つはカステラ饅頭の売り場です。
カステラ饅頭が焼きあがっていく様子がガラス越しに見えるんです。それが面白くて必ずそこで暫くじっと見ていました。

浜松にあった老舗百貨店の松菱では松菱饅頭という名前でずっと売ってました。
カステラ饅頭は皮はふんわりそして中は白いんげんを使った上品な甘さの白あんが特徴のお菓子なんです。


親はチョッとしたおつかい物に使ったりもしてました。
松菱饅頭もたまに買ってもらって食べましたね。サイズも一口で食べられる位なので子供でも食べやすかったですね!
松菱が閉店してしまったのでもう松菱饅頭は食べる事は出来ませんがこのカステラ饅頭を作っていた浜松銘菓秋芳堂のお店は浜松市内にある様なので浜松に行ったらあの懐かしいカステラ饅頭はきっと食べられますね!
当時の百貨店のお菓子コーナーって今みたいにオシャレでもなかったし有名なブランドがある訳でもなかったけど何故かホッコリできましたね。
つくづく僕は昭和の人間だなぁと感じさせられる今日この頃です。
今日も一日よろしくお願いします🙇♂️