昨日のライブの音と、レコーディングの音を聴きました。
昨日kawaiさんから、ライブの音源をいただいた時に、「聴き比べてみると面白いよ」といわれ、「・・・・」となった私ですが、いつも「ライブはライブだけの音だから」とおっしゃる先輩方の言葉もあるので、どこがちがうのか、なにが「ライブ」なのかと想いを馳せながら聴いていました。
こんなに早く聴く必要があったのはMP3におとすことと、ファイルで送ることになっていたから。
「ミスだと思う音も愛しいと思えれば、いいのよ」と言葉では理解できても、目の前で起こした自分のアクシデントは、なんというか「はぁ・・・」とため息が出てしまうくらい。
子どもの頃の習慣で「練習後に弾くこと」は先生に丸をつけてもらって先に進むこと。
それにまだまだとらわれていて、失敗はゆるされない発表会のような気持ちになってしまう。
発表会で暗譜した曲をど忘れした私は、その後は暗譜の出来ない生徒になり、どつぼにはまるわけです。
でもそのころよりも今は練習量はかなり多いし、あのころ今と同じくらい練習が出来ていたら結構いい線行ったかも?くらいに思ったりすることもある。(笑)
まして、今は自由に手が動かないし痛みもある中、頑張っている自分ってすごいなぁって思ったりもするし、出来ることはしているので、後悔はないのです。
ただ、自分一人で演奏しているわけじゃないので、やっぱり「ごめん!」って思ってしまいます。
そんな気持ちを抱えながら聴きました。
で、失敗したところは変わらず失敗してるんだけれど、自分に聴こえていた音よりは、失敗に聴こえないんだなってことがわかり、「ライブだから」の意味を少しだけわかったような気がしました。
この先、痛みが消えて、体力がついたら今より先へ進めるだろうと思うので、多分昨日は最年長だった私があうん堂でライブに出られることなんて、
夢にも思わなかったわけだから、
自分が書いた詩のように
出来ることから、一歩つづ、進みます。
とりあえず、今は痛みと戦います。(笑)