虐待を生きぬいて~連鎖を切りたいと願って生きてきた人生と快復~

虐待のサバイバーからガーディナーへ。


大きな樹の根を見つけた。
どんな暴力からも「逃げていい」って伝えたい。

魔女の宅急便

2012-09-04 15:36:35 | 魔女の宅急便
昔から「多重の人っているのに、なんで治療が進まないんだろう」と夫に投げかけた。

一人になってみたいと思ってはみたけれど、とんでもなく治療費はかかるし、時間もかかる。

多分今まで以上に辛いことも待っているだろうから、ま・・・いっかと、あきらめた。

自分会議をして、お互いに協力し合ってもらうことにしてから、何年か過ぎた。

それでも、入れ替わっていたり、別な人が泣いているな・・・と体が感じたりすることは、ある。

見えないものが見えていたり、

娘がまだよちよちと歩いていたころ、海岸で3人で散歩していた。

海って怖いから、砂がぬれているところから、数メートル離れた場所を歩いていた。

突然あり得ないくらい高い波が来て、3人とも吹っ飛んだ。

私は、ごろごろ転がっている娘をキャッチして、できるだけ海から離れた。



今日、その頃の話になって、「かあちゃんって、ここぞって時に、すっと手が伸びたり、つかめたりするのはどうしてなんだろうね。俺には、海が濁ってて、まーがどこにいるかわからなかった。」


私は、まーだけが見えて、転がっていく方向がわかっていたので、先回りして腕をつかみ流されないように自分の体で支えただけだと思っていた。

昔魔女狩りがあったように、かあちゃんも魔女なんじゃないの?ってことになった。

他人には見えないものが見える。


予知は出来ないけれど、『あ・・やっぱり』と思うことがけっこうある。

なくなった人が自分に逢いに来てるのも、わかる。

この人、放置したら死んじゃうなみたいなのも、何となくわかる。

今日は、朝起きたら「普通なんてわかんない、普通になんてなれないんだ」と誰かが叫んでいた。

普通じゃないのかもしれないし、普通かもしれないけど、

普通は嫌いなんだ。


一羽ひとからげ。

苦手なんだ。

バラバラな私は、バラバラでしかない。

ジブリの魔女ならかわいいのに。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿