おとなになってフランスに留学した話

アラフォーのフランス留学日記です🇫🇷パリの大学で学部生をしています。フランスのことや、学校生活について書いています。

パリ散歩番外編【Bois De Boulogne】と大学のこと

2024-08-15 20:22:00 | 日記
天気が良いので、パリに来てはじめてブローニュの森へ行って来ました!
メトロ一番線、またはRERのC線で行くことができます。
近くまで来たついでにFondation Louis Vuitton を見て来ました。




中には美術館があり、企画展が人気で、今はMatisse展をやっていました、、、みたかったです。チケット予約しておけばよかったと後悔。ショップには限定品も売っているらしいです。




森は広くて、散歩している家族連れやカップルがいましたが、混んではいませんでした。
街並みも、オスマニア建築のアパルトマンがあるかと思えば、トラムやRond-point (信号のない、丸い交差点)があったり、パリなのに、パリじゃないような、不思議な地域でした。





わたしは今、パリの大学で言語教授学という、その言語が母国語でない人にどうやってその言語を教えるのが良いのか、といったことを学んでいます。方法論はもちろん、その歴史や理論、ほかにも、習得したい言語と母国語を比較しながら学習するのは有効かなどを分析したりしています。
授業も試験もフランス語なので、難しいこともありますが、本当にありがたいことに良い友人たちに恵まれ(息子や娘の年齢にあたる子たちに面倒をみてもらいながら笑)、なんとかやっています笑

この歳で人生の路線変更に戸惑ったりもしましたが、(まだ時々自問自答していますが笑)いまが自分のこれからの人生で一番若いので、(口癖ですね笑)挑戦してみることにしました。



奇跡、起きました!

2024-08-14 22:05:00 | 日記
インターネット業者との1ヶ月半に及ぶ戦いが今朝終わりました、、、。
やっとまともに会話できる技術者さんが来てくれて、数分でwifi繋げてくれました。
奇跡を起こしてくれてありがとうと言ったら、大袈裟だなあと笑っていましたが、たしかに長かったよね、と共感してくれました笑

あたたかい励ましのコメント、ありがとうございました!!





プチ旅行でパリから逃亡している間に、オリンピックも閉幕していて、パリも少し日常を取り戻していました。

賛否両論だったパリオリンピック開会式でしたが、開会式をきっかけに、わたしはAya Nakamura さんの曲を前よりよく聞くようになりました。




金色の衣装を纏い、Pont des Arts橋でパフォーマンスをした女性歌手です。
彼女が開会式で歌うかもという噂はずっと前
から出ていて、特に保守派の人の中には、彼女はフランス語で歌ってない、と言う人もいたりして、長く論争が繰り広げられていました。
Académie française をはじめ、保守派の人々の中には言語が変わりゆくことをよしとしない人も少なからずいるのです。






そんな彼女が、あのAcadémique française をバックに自身のヒット曲に加えて、『for me formidable 』などを織り交ぜて堂々と歌う姿を見て、素直にかっこいいと思いました。
フランス語で歌ってないと言われた彼女の口から、Je ferais mieux d’aller choisir mon vocabulaire pour te plaire dans la langue de Molière のフレーズを聞いて、このなんとも言えない演出、やっぱりフランスが好きだなあと再確認しました笑

パリオリンピック2024

2024-08-04 23:36:00 | 日記
前回の東京オリンピックの際はフランスにいたので、今回生まれてはじめてオリンピック開催地にいます!
とはいえ、なかなか忙しくて競技を観に行ったりはできていませんので、少しだけオリンピック気分を味わいに行ってきました。



夜のパリを歩き、目指したのは、、、




Tuileries 公園にある聖火でした!
公園内に入り間近で見るには予約が必要ですが、日没後に気球が浮かび上がると、公園の外からも見ることができます。



初の実物聖火、綺麗でした!
夜のパリも美しかったですが、物凄い人混みでした。




この1カ月、wifi 業者と戦ってるのですが、いまだ開通せず、4人目の技術者の方に、家の方の配線は問題ないけど、大元のケーブル切れてますよ、と言われました。繋がるわけありませんね笑
問い合わせの電話をしたら、『そんな簡単に奇跡は起きませんよ。』『客はあなただけじゃないんだよ、こっちは忙しいんだ』と、クレーマー扱いでした笑
Wifiて、奇跡だったんですね。

パリの引越し事情

2024-07-09 23:41:00 | 日記
最近は選挙でオリンピックどころではないパリですが、それでもセーヌ川沿いやエッフェル塔前などに観客席が並び、立ち入り禁止区域も増えてきています。






そんなバタバタな中、何度目かの引越しをしました!パリの引越しはとにかく物件探しから大変で、なかなか見つからない上に倍率も高く、すぐ決まってしまうのです。
家賃の3倍以上収入がないと、保証人も必要です。



そんな中、友人たちの力を借り、なんとか引越しを果たしましたが、前のアパートの大家が退去日に次の入居者を入れたいがために退去時間を早めにずらされた挙句、掃除が行き届いていないとクレームをつけられ、敷金から掃除代やら何やら引かれたり、都合が悪くなると返信が来なくなったり、と最後まで心身、そして貯金を削られ散々でした、、、。
しかも戦いはまだ終わっていません。



そして他にも、電気、ガス、保険、インターネットなど諸々の変更があるのですが、さすがフランス、順調にことが運ぶことはまずありません。解約したはずの前のアパートの電気代が引き落とされていたり、インターネットがつながらなかったり、、、ネットで手続きをしても、なかなか進まなかったりするので、電話するとオペレーターの方が出るまで15分以上は当たり前、、、笑



前のアパートも掃除したのに次のアパートも未掃除で、ずっと掃除してます笑
それでも、心配してくれる友達や、手伝いに来てくれる友達、面倒みてくれるご近所さんたちや管理人さん、冷蔵庫なしで1週間暮らして、やっと届いた冷蔵庫に感動していたわたしと一緒に喜んでくれた配達のお兄さんなど、良い人に囲まれて、心身共に回復中です!感謝です!

結局プラマイプラスなんですよね笑




パリのカフェ

2024-06-15 19:02:00 | 日記
最近はモンパルナス駅周辺に行くことが増えました。パリらしい街並みに反して、おいしくて安いレストランが多いのです。
カフェは大抵相場よりお高めですが、、、



そして最近気になっていた、ヘミングウェイ御用達のカフェのひとつへ行ってきました。
ブログの先輩に、Paris est une fête という素敵な言葉を教えて頂き、さらに他の先輩からもパリにヘミングウェイのいきつけのカフェがあることを伺い、調べてみるとモンパルナス周辺にもあるということで、わくわくしながら行ってきました!



駅からモンパルナス通りに向かって歩くと5-10分ほどの場所にあります。1人でも、本や新聞を読むのにぴったりの落ち着いたカフェでした。
お隣の方は熱心に選挙関連の記事を読んでいました。やはり今もっぱらの関心ごとのようです。



今週末はフランス各地でmanifestation (デモ)が行われています。下院選挙に向けて団結を促すものです。SNSをうまく利用した政党が若者の獲得票を伸ばしたり、Front populaire を合言葉に政党が団結したりと、短時間に様々な活動が活発になっています。
若者に人気のユーチューバーや、インフルエンサーたちがSNSで、どの政党に投票してはいけないなど、政治的発言をしているのも話題です。



比較的若い世代の人と話すことが多いのですが、どの政党が政権を握るとこういう政策がとられる、そうするとこんなことが起こる、など、一人一人が自分たちの国や未来のためにどう行動することが必要なのかきちんと考えていて、本当に尊敬します。