おとなになってフランスに留学した話

アラフォーのフランス留学日記です🇫🇷パリの大学で学部生をしています。フランスのことや、学校生活について書いています。

モンサンミッシェル、サンマロ、そしてle passe sanitaire!!

2021-07-24 20:40:00 | 日記
お久しぶりです。フランスは寒かった数週間前から一転、連日30度を超え暑い日が続いています。
たくさん書きたいことがありますが、順番にご報告していきたいと思います!



まずは、わたしの母校トゥールラングのご好意で、遠足に参加させてもらいました。
実は初めてのモンサンミッシェルでした笑。
トゥールラングの校長先生がミニバスに皆んなを乗せて、片道3時間かけて連れて行ってくれました。



そのあとは城壁に囲まれた港町、ブルターニュのサンマロへ!
眺めがとにかく美しい街でした。個人的にはサンマロの方がわたしは好きです笑




サンマロ沖の島には作家シャトーブリアン氏が眠っていることでも有名です。
また、ヴォーバン氏が設計した要塞も!
ヴォーバン氏といえば、ナポレオンの時代にあって、現代まで続くフランスの高等教育制度の基礎を築いた人々でもあります。

素敵な1日になりました。トゥールラング、ありがとうございました!



そして、最後にフランスの最新情報を。

皆さんご存知の通り、先週大統領の演説後、フランスは衝撃を受けています。わたしですら、こんなことが現代の民主主義国家で起きるのかと思ったくらいです。

なかでも、le passe sanitaire と呼ばれる、いわゆるワクチンパスポートの遠回しな義務化に反発し、各地で大規模なマニフェスタション(デモ)が起きています。

なぜ強い反発が起きているか、ということに関しては、いくつか理由がありますが、ワクチンの接種はあくまで個人の選択であることを望む人(医療従事者をはじめいくつかの職業は義務化されたため)、また8月からレストラン、カフェ、バー、映画、劇場そして列車利用の際はワクチン証明もしくは48時間以内の陰性証明が義務化。合わせて、証明が本人の物であるか確認するため身分証も提示しなくてはいけないとのこと。などが挙げられます。
そして国民の約半分がワクチン済みにもかかわらず、増える感染者数。

何が正解だったかは、きっと何年か後にならないと判断できないと思うので、いま自分にできることは、情報を収集して、何が最善か考え、人とも意見を交換しつつ、自分のスタンスを崩さないこと、と信じて、考えが偏らないよう気をつけて過ごしています。


すべては気の持ちよう?

2021-07-11 00:06:00 | 日記
この数週間、なぜかパリは肌寒い日が続いています。7月なのに、ニットや薄手のダウンを着ている人まで。過ごしやすいと言えば、過ごしやすいですが、、、



最近はパリ、トゥールを行ったり来たりして夏休み気分です!でもしっかり研修もしています。
ありがたいことに、一度研修をさせてもらったお店にまたおいでと言ってもらえることが多く、とても良い環境でスタージュができています。



今トゥールでは結婚式がかなり頻繁に行われていて、大好きな店長も日々mariage オーダーに追われています。そんな時、品物を取りに来た花嫁さんがわたしに、あなたはどこから来たの?と。日本から、と答えると、満面の笑みで、今まで訪れた国の中で1番好きな国!と日本への愛を語ってくれました笑。



最近は差別やraciste という言葉を以前に増してよく聞きます。そういう概念があることは確かだと思います。でも、そのことに敏感になりすぎるのもどうかと思うのです。
わたしは基本的にマイナス思考なので、どうせわたしなんか、、、と考えがちですが、フランスに来て、フランスの人たちから率直な褒め言葉をたくさんもらって、少しずつ自分の良いところもみつけられるようになりました。



なので、フランス人は冷たいとかraciste だとか聞くと、とても悲しい気持ちになります。確かに率直な人が多いので、悪口を言われた、と捉えてしまう日本人もいるかもしれませんが、わたしはすべては気の持ちようだと思っています。
悪口と差別は違います。なんでもすぐに差別!と一括りにして扉を閉ざしてしまうのはもったいないなあと思うのです。






ワクチン2回目とフランス語オンラインレッスン

2021-07-04 19:09:00 | 日記
週末のパリは雨か降ったり止んだり、落ち着かない天気でした。
フランスではワクチン接種が進んでいて、5月からはすべての成人、6月からは12歳から18歳も保護者の同意があれば接種可能になっています。



パリにはたくさん会場があり、土日も開いています。主に会場で働いているのは消防士さんと看護師さんのようでした。
土日返上にもかかわらず、みんなきびきびと働いて、しかも冗談も忘れない笑。という素晴らしい組織力でした!





一日中、何百人も対応していると思いますが、Bonjour, bonne journée, au revoir…笑顔で目を見て、かかさず挨拶してくれます。さすがフランス人、ワクチン接種会場でもblague は忘れません笑
そして、きちんと会場管理されているので、待ち時間もほぼありません。フランスなのに笑




ワクチン会場で働く皆さんのプロフェッショナルな仕事に終始感動しました。
パンデミックに関わる仕事をされている方々には感謝しかありません。




さて、最近はオンラインフランス語レッスン、講師側も順調に活動しています♪
フランスやフランス語が好きな方とお話できるだけで楽しいのですが、説明した後に、”あー、わかった!”と言われた時の嬉しさがたまりません!
もしご興味がある方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡ください:)

フランス人はおもてなし上手

2021-07-03 12:16:00 | 日記
今年度の花の学校の授業が昨日で無事終わりました。新学期は9月からです。クラスメイトにしばらく会えないのは少しさみしかったりします笑



さて、久しぶりに帰ったトゥールを最大限楽しむため、学校のあとは一杯飲んだり、友達とサイクリングをしたり、散歩をしたり、頂いたお誘いは断らないようにしていました笑。



ある日、おうちディナーに呼んでもらった時のこと。招待してくれたのは今まであまり話したことのなかった知人だったのですが笑。さらに、そのご家族もご友人も、わたしとはほぼ初対面でした。


人見知りなわたしは、かなり緊張していましたが笑、みんな本当に優しくて、会話が上手で、まるで前から知っているおうちに来たかのように過ごさせてもらいました:)

フランスの人々はよく自宅に人を招きます。誕生日パーティーなどはもちろん、特別なイベントがなくても、日本に比べて高頻度で自宅パーティーをしています。
そんな文化からか、フランスの人々は子どもから大人まで、おもてなし上手。
程よい距離感や礼儀も保ちながら、親近感もあり、会話がとても心地よいのです。さらに話し好きな人が多いので、こちらが人見知りでも話題に困ることはありません笑。
5歳の男の子が、わたしが日本人なのを知って、ごはんを食べる前に”いただきます”と言ってくれた時には、可愛すぎておばさんはメロメロでした笑





フランスの人々のおもてなしは、思いやりと相手への尊敬、l’esprit ouvert です。

そしてお家に招かれた時には、手土産に、ワイン、花、ショコラなどもかかせません:)

最後の写真は、最近綺麗になったと気がついたパリ、モンパルナス駅です!パンデミックで利用者が少なかった間に改修工事がされていました。知らなかった笑