こんにちは。いつもパリ散歩にお付き合い頂きありがとうございます!
そして、コメントもいつも楽しみに読ませて頂いています!
今日はわたしも好きな16区散歩です。
15区と16区を繋ぐ橋、pont de Bir-Hakeimですが、最近はほぼ毎回と言って良いほど頻繁にウエディング撮影をみかけます。
橋を渡り切るとPassy 駅。わたしはこの美しいオスマニアン建築の大ファンです!
Passy 駅から右へ行くとTrocadéro など、美術館ひしめく賑やかな場所へ出ます。
左へ行くと、観光地感は薄れますが、Maison de Balzac があります。
お気に入りの場所のひとつで、庭やカフェで本を読んだり勉強をしたりしています。
美術館の中には、バルザック作品のほとんど全ての主要人物が展示されている部屋があって、好きな登場人物を探したりするのが意外と楽しいです。
最近友人が貸してくれた本が興味深かったのでご紹介します。
フランスの言語学者たちが書いたもので、フランスに以前からある、美しいフランス語が失われつつある、という風潮に専門家の立場から苦言を呈する内容になっています。
フランスではよく、インターネットの普及や教育水準の問題、英語圏の影響などによって美しいフランス語が失われつつある、と言われることがあります。(とくに保守派)
それに対し、言語学者たちが、さまざまな文献を提示しながらそんなことはないよ、と否定していきます。
わたしは、なんだか論点が多方に散っていて本質的な話がみえにくいな。と感じましたが、終盤に、「そもそも言語学者は文法の正しさや語彙の美しさには着目していない。我々がみているのは、その言葉がどのように発生して、どのように使われているかだ。」と書かれていて、納得しました笑。
フランス語の美しさが失われていくと思っている人は、文法や語彙に着目しているはずなので。
見る視点によって、どう捉えるかは変わるということでしょうか。
では、日本語はどうでしょうか。わたしは他の方のブログで美しい文章や、歯切れの良い表現を見るとはっとしますし、やはり良い心持ちがします。失われて欲しくない、と思うのは保守的なのでしょうか笑