イタリアのおばちゃんとオット´s 日記

イタリアのおばちゃんが語る、ローマでの平々凡々な人生&オットの腎移植体験記と透析生活回想録

献立表

2012-07-09 18:04:52 | オットの腎臓移植のこと
が、正反対に変更になった。

透析時代には食べてはいけないものが、今は食べなきゃいけないもの、食べた方がいいものになり、、、
(移植手術前の)最近では、薬を飲む時にしか飲んでなかったお水も、今日現在は1日3500ml飲まなきゃいけない
わずかしか飲めないお水なら・・・ってわけで、よ~~~ぉく冷えたガス入りお水を好んで飲んでたのが、手術後は、透析になる前みたいにガスなしの冷蔵庫にも入れない温度のお水しか飲まなくなった。
人の身体って、不思議なもの

今日は、退院後初めての通院検査と抜糸だった。
 

腎臓移植 その5(後)

2012-07-05 21:33:59 | オットの腎臓移植のこと
手術当日は、さすがのイタリアのおばちゃんも精神的に、肉体的に疲れ果て・・・契約後、病院に戻れたら戻ってやりたいな・・・と思ってたけど、ダメだった

翌日6月26日
午前中に病院に着き、オットが集中治療室から出てこれるのを待って、待って、待っているのよぉで、やっと出てきたのが13時過ぎ、入院病棟でも更に待ち、対面できたのは、普通の面会時間の15時になってから。
こ~ぉんな完全武装でしか面会できない。
思いの他、オットの顔は普通の顔で、ちょっと手足がむくんでるかな???

6月27日
移植後初のお水・・・もう、こわごわお水を隠れて飲む必要もない


6月28日
離乳食のデザート・・・こんな、わがままを言わないオットは初めて

6月29日
廊下への外出許可・・・サンタクロースのかばんのような枕カバーに色々チューブとかが入ってるのを持っておでかけ
大好きな()ニンジンのゆがいたのだって・・・今のオットは食べちゃう

6月30日
もともと、ヘモグロビン値はあまり高くなかったオット・・・手術で更に貧血気味だったので輸血を
段々・・・食事内容も悲惨さが少なくなってくる

7月1日
サンタクロースの風呂敷・・・『ちょっと・・・』と看護師さんに言われたらしく、新調

7月2日
年甲斐もなく、身の程知らずにも、イタリアのおばちゃん、今日は、オットの用事で朝9時から昼2時までカンカン照りの暑いローマを公共交通機関と徒歩で彷徨った。(単に駐車が苦手だから、車に乗るのがイヤな為)
陽射しと気温が最高になる12時過ぎ頃、タッチの差で70番バスに乗り遅れ、バス停で30分次の70番バスを待ってる時は、さすがに泣けて来そうだった・・・
で、入院中のオットに八つ当たりした・・・ごめん、オット

7月3日
昨日の用事の内訳は、まず、透析のクリニック(入院中の病院の近く)に勤務先へ届ける為の通院証明書をもらいに行くついでに、イタリアのおばちゃんお手製のクロスタータもお届け、その後、レパントにある医療品専門もお店にオットの腹巻を買いに行き、途中でサン・ピエトロ寺院近くの手のリハビリに通っていたサント・スピリト病院のリハビリ科にも寄ってオットが移植手術したので無断欠席したことを告げた。(電話すればいいのに、、、っておもうでしょ~ぅ?ところが、通じないのよ・・・代表にかけてもなかなか出ないし、たとえ運よく誰か出ても、内線でなんて絶対つながらない!!!そういうところなのここは。)で、泣きそうな思いまでして買って来た腹巻・・・ちっちゃくって結局今朝ひとサイズ大きい物に交換してもらいに行って来たイタリアのおばちゃんであった。《今日は地下鉄で》・・・
10日ぶりに・・・髭剃りをするオット

7月4日
念願だった・・・カテーテルを外してもらったオット
クリスマスとお正月とパスクワがいっぺんに来た位喜んで、唯一持ってたへそくりの飴をみんなに配ったらしい・・・

オットからの
今年から、自分の誕生日を6月25日に変更する。。。
らしい

腎臓移植 その4

2012-06-30 22:04:51 | オットの腎臓移植のこと
書き忘れていたが、、、
通常、噂に聞いてた腎臓移植の呼び出しは、ひとつの腎臓に2~3人が招集され、その場で検査を行ってその中で一番健康状態やら適合性を吟味した上で1人選ばれるシステムになってるらしぃかった。
ところが、それらしき、競争相手は見当たらない。。。
オットの場合、電話の時点でオットひとりだけに絞られた選択だったらしい。
幸せなことだった。
選抜招集者がお互いに顔を合わせるシステムなのかどうなのかはわからないが、例え顔を合わせなかったとしても、競争相手がいたとわかってれば、最終選抜に落とされた方も、残って誰か他の人はお家に帰ったと知る方も、きっと胸に痛みが残るだろうから。。。
それに、オットはネっからの運が悪い人。
そんな境遇だったら、絶対順番は廻ってこなかっただろう・・・と思う。

さて、さて、9時にオットを手術室に送り出してからも、イタリアのおばちゃんは大忙しだった。
まずは、病院の敷地内に銀行があるのがわかっていたので、まずは銀行に小切手作成に。。。
金額がでか過ぎる・・・と、言われ、担当者に電話して直接そこの支店長と話を通してもらって、ギャランティーメールを送ってもらいなんとか小切手作成
病院の建物に戻り、待合室になってるところをみつけ、そこであっちやこっちに色々電話かけたり  かかってきたり  しかも、普段ですらよくなるオットの携帯まで持ってるから・・・もうたいへん 
のチケットは、変更も払い戻しも一切不可能と信じてたが、一応モノは試しに・・・と問い合わせてみたら、100ユーロの罰金と変更後のタリフとの差額で変更はOKとのこと。。。やったーッ
でも、今日中に変更しないといけない。。。
何日ずらせばいいのか、、、いつになったらオットを置き去りにしても大丈夫なのか、、、まったく見当もつかない
親の用事もなるべくなら早くやっつけたいし
飛行機会社の営業時間は5時まで
オットの手術どんなに早く終わっても1時より前には終わらないだろう
4時からお家の契約だから3時頃には病院出発しないと間に合わない
それまでに、医師と会ってそんなことが訊けるだろうか
いや~~~ぁどう考えても無理
なので、勝手に何の根拠もなく9月11日出発に変更した

そうこうしてるうちに、オットの友達ジョルジョが仕事帰りに駆けつけてくれ、しばらく一緒に手術室の前で待ってたら、執刀医ではないけど、女医が出て来て、『手術は成功しました。早速尿も出てますし、まずは良好です。今、集中治療室にてケアしてますから、もう少ししたらちょっとだけ面会できるはずです。』と言ってくれた。
あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁよかった
でも、予想通り、3時15分までには入室許可が下りなかったので、ジョルジョに面会してもらうようにお願いして、イタリアのおばちゃんは家の契約にタクシーで向かった

腎臓移植 その3

2012-06-27 18:55:56 | オットの腎臓移植のこと
5時半の病院・・・ってのは、肝試しが充分できるくらいおっかない
夜勤明けの看護師が迎え入れてくれ、空きのベッドがないからごめんね・・・と、診察用の簡易ベッドが置いてある書庫のようなところで、まずは、入院手続き、書類記入しているその間にもうひとりの看護師がやって来てそそくさと血を抜いてって、その後またまた違う看護師がギコギコうるさいワゴンの音を夜明けの病室の廊下に響かせ心電図マシーンを持ってきて、毛むくじゃらのオットの胸に吸い付かない吸盤を苦労してくっつけながら心電図を2部取り、7時くらいだったろうか、やっと、個室の病室に案内された。
さっきは空いてるベッドがないから・・・って言ってたのに、朝の7時に退院した人がいたんだろうかと大きな疑問が残ったが。。。
オットは、昨日からというか、週末からというか、身体的疲労と、ほぼ確実に腎臓がもらえると判断して安心したせいか、ベッドを与えられ、うとうと
またまた看護師がやって来て、『レントゲンを撮りに行こう』と。
帰ってきたら、『ジョリジョリするんで、ちょっと奥さんは廊下で待っててくださいねぇぇえ』と追い出され。
シャワーを浴びて、使い捨て病人服に着替え、今度は、執刀医ともうひとり女医が順番にやって来て、手術承諾の署名、その後服用する予定の拒絶反応防止用のまだ正規認定されていない薬を使用することへの承諾の署名をさせられ、すっかり準備万端
8時頃、手術室に向かいます・・・の予定だったが、やっぱ、イタリアでお迎えのストレッチャーがやってきたのは9時だった

イタリア行きたいけど透析が・・・

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