顔を合わせる羽目になった
事の発端は、、、ノンナの墓標があまりにも貧弱で可愛そうだからなんとかしてもらおうと、以前、お墓の近くの葬儀屋さんに相談しに行った
それで、ノンノとノンナが一緒に写った写真を探さなきゃいけないことになり、オットが思いついたのは、甥っ子の7年前の結婚式
結婚は1年と持たずに破局になった為、式の写真はすべて実家においてあると言う
数日後、よさそうなのが何枚か見つかったから・・・という連絡を受け、オットは、写真を取りに行きがてらたまたまその日ローマに上京していたムスコを連れて義姉宅にごはんを食べに行った
叔父が来るってんで、、、義姉宅には家族全員集合していたらしく、そこで、姪っ子が“今度の土曜日は新築の我が家を見に来てね”・・・と招待を受けることになったらしい
オットに“お義姉さんも来るのか?”何回も訊いたが、“知らん”の一点張り
絶対来るだろう・・・とはわかっていたけど、ムスコも楽しみにしていたし、姪っ子とは最近ほとんど毎日メッセンジャーで仲良ししてるから、『姪っ子んちに行くんだから』と割り切って行くことにした
それに、甥っ子の子供のニコラスも見たかったし・・・
オットは、‘一度会ってしまえば・・・’と作戦勝ちしたつもりでいたようだが、イタリアのおばちゃんは、頑固なB型
‘やっぱりもう2度と会いたくない’と更に決意を固める結果となった
だって、言葉で人を傷つけておいて欲しい物を手に入れたら知らん顔じゃ、ダメでしょ
そんなことに、いつまでもこだわってるアンタの方がもっと大人気ないでしょ・・・と言われそうだが、許せないもんはやっぱ許せない
ましてや、我々はノンナの遺志を尊重して行動しただけなのに
ノンナは生前、“どうか、死に目に会いに来た娘に『アンタの母親はとっくの昔にいなくなった、今頃何しに来たのか、、帰れ』と言わせて・・・”と毎日祈ってた
娘に見捨てられたショックで命が縮まった、、、といっても過言じゃないと思ってる
それとも、最期、もう口もきけなくなった頃、ノンナの中では許していたのかなぁぁぁ
だとしても、“全部嫁の仕業”と言い放った事実は帳消しにはならない
娘に見捨てられて毎日泣いてたノンナを我が家で引き取ろうと決めたのは我々なんだから
ノンナを引き取る為にイタリアのおばちゃんの持ち家を売却し、大きい家に買い換えようと決めたのは我々なんだから
当時、まだイタリアのおばちゃんの事故の慰謝料がもらえる前だったから、捕らぬ狸の皮算用かもしれないであろう大型借金ローンを抱え込もうと決めたのは我々なんだから
そんな我々を少しでも経済的に助けようと思ったノンナが、『家を売ったお金の私の取り分は、葬式代を残してあとは全部お前にやるから』と息子に発言したのは当然でしょ
事の発端は、、、ノンナの墓標があまりにも貧弱で可愛そうだからなんとかしてもらおうと、以前、お墓の近くの葬儀屋さんに相談しに行った
それで、ノンノとノンナが一緒に写った写真を探さなきゃいけないことになり、オットが思いついたのは、甥っ子の7年前の結婚式
結婚は1年と持たずに破局になった為、式の写真はすべて実家においてあると言う
数日後、よさそうなのが何枚か見つかったから・・・という連絡を受け、オットは、写真を取りに行きがてらたまたまその日ローマに上京していたムスコを連れて義姉宅にごはんを食べに行った
叔父が来るってんで、、、義姉宅には家族全員集合していたらしく、そこで、姪っ子が“今度の土曜日は新築の我が家を見に来てね”・・・と招待を受けることになったらしい
オットに“お義姉さんも来るのか?”何回も訊いたが、“知らん”の一点張り
絶対来るだろう・・・とはわかっていたけど、ムスコも楽しみにしていたし、姪っ子とは最近ほとんど毎日メッセンジャーで仲良ししてるから、『姪っ子んちに行くんだから』と割り切って行くことにした
それに、甥っ子の子供のニコラスも見たかったし・・・
オットは、‘一度会ってしまえば・・・’と作戦勝ちしたつもりでいたようだが、イタリアのおばちゃんは、頑固なB型
‘やっぱりもう2度と会いたくない’と更に決意を固める結果となった
だって、言葉で人を傷つけておいて欲しい物を手に入れたら知らん顔じゃ、ダメでしょ
そんなことに、いつまでもこだわってるアンタの方がもっと大人気ないでしょ・・・と言われそうだが、許せないもんはやっぱ許せない
ましてや、我々はノンナの遺志を尊重して行動しただけなのに
ノンナは生前、“どうか、死に目に会いに来た娘に『アンタの母親はとっくの昔にいなくなった、今頃何しに来たのか、、帰れ』と言わせて・・・”と毎日祈ってた
娘に見捨てられたショックで命が縮まった、、、といっても過言じゃないと思ってる
それとも、最期、もう口もきけなくなった頃、ノンナの中では許していたのかなぁぁぁ
だとしても、“全部嫁の仕業”と言い放った事実は帳消しにはならない
娘に見捨てられて毎日泣いてたノンナを我が家で引き取ろうと決めたのは我々なんだから
ノンナを引き取る為にイタリアのおばちゃんの持ち家を売却し、大きい家に買い換えようと決めたのは我々なんだから
当時、まだイタリアのおばちゃんの事故の慰謝料がもらえる前だったから、捕らぬ狸の皮算用かもしれないであろう大型借金ローンを抱え込もうと決めたのは我々なんだから
そんな我々を少しでも経済的に助けようと思ったノンナが、『家を売ったお金の私の取り分は、葬式代を残してあとは全部お前にやるから』と息子に発言したのは当然でしょ