イタリアのおばちゃんとオット´s 日記

イタリアのおばちゃんが語る、ローマでの平々凡々な人生&オットの腎移植体験記と透析生活回想録

予定変更ばっかり

2008-10-30 23:21:20 | 行事
が続く
今日の行事は私の矯正歯医者の定期健診だった
オットが車で連れてってくれることになりアポ時間の1時間前に家を出る
サンロレンツォ地区辺りまで来ると、、、なにやら旗を持ったグループがちらほら
いや~な予感を感じながら(既に道路は渋滞)更に進むと、やはり、テルミニ駅近くで全く麻痺してしまった 200m先の方でデモ行進が動いてるのが見える
これでは絶対約束の時間に間に合わない 携帯で歯医者に遅れる旨を連絡する アシスタントが出て“渋滞にはまって遅れます・・・”って言うと、「ちょっと待って下さい、先生に代わります」という 伝えてくれればいいだけなのに・・・それとも、あとが詰まってるからダメって言われるのかな? だったら、アシスタントはその為の秘書業務も兼ねてるでしょうに、、、と思いながら、先生に代わると、「もし、よければ別の日に変更しましょう 実は2日間の大雨で上水道が不通となり現在断水してます。治療はできない状態なので、別の日に出直してもらうと助かるのですが・・・」と言う じゃ、先に電話してきてよ
というわけで、渋滞のど真ん中でドタキャンくわされた
歯医者のあと、ノンナとノンノのお墓参りに行くつもりだったから、そのまま渋滞に流されるしかなかった
ノンナの遺灰をノンノが既に眠るお墓に一緒に入れる作業があってから、初めての墓参り を済ませ、高速で帰宅、、、そこで提案 『Ikeaにムスコの勉強机と椅子を買いに行こう』(高速をひとつインター先で降りるだけだから)
オットもすぐ同意し、、、よって、お昼ごはんもIkeaの食堂だぁとその気になってたら、電光掲示板に〔Anagnia渋滞で不通、要・迂回〕って
仕方なく、再度予定変更でそのまま帰宅し家で即席パスタを作って食べ、Ikeaには夕方行くことになった

イタリアのおばちゃんの一番長い日

2008-10-30 04:32:51 | 自分の健康のこと
昨日(10月28日)はそんな日だった
まず、朝は
ブログで“今日から冬時間で時差は8時間”と発表した直後にも拘らず、父が、大工の忍者ハットリ君が来てくれてるから・・・といって、(このところ、オットが自宅療養で欠勤してるから朝は遅い生活をしていたのに)1時間間違えて電話をかけてきた、、、(それでも8時過ぎてたので許せる範囲だったが)
あと30分寝たい所だったけど電話で喋ったお蔭ですっかり目が醒めてしまい、仕方なく起き出して朝食の支度をすることにした
買い物などを済ませ、11時頃
間違ってかけちゃったおばさんパーマも飽きたことだし、白髪隠しの為メッシュにしてもらいに美容院にでかけた お昼ごはんのメニューリクエストを受けていたけど、到底お昼ごはん時間には間に合わず、帰宅したら2時だった オットはひとりで昨日の晩ごはんの残りを温めて食べていた
夕方4時頃 
気管支の手術をしてもらうつもりのRendina教授に会いに(6時のアポがとってあった)少し早目だったけど、雨が降りそうだったし、途中で《オットが》おやつもしたかったし、ガソリンも入れなきゃいけなかったんででかけた
ガソリンは、、、安いのを見たつもりだったのが、どこだったかわからなくなりアッピア街道をしばらく行って後戻りし結局は家の近くで給油した
おやつはいつものBarでいつものもの(オットはジャムの載っかったクッキー、イタリアのおばちゃんは生クリームのはいったコーン型パイ)を食べた
途中、雲行きの怪しかった空は益々黒くなり、降りだすと共に渋滞も始まった
教授との診察はプライベートクリニックに来る様に指示されてたので、オットは朝から地図を調べて確認していたにも拘らず、道に迷い(というより、地図を見たけど実際の場所の反対側だと信じていた)、すっごい余裕で家を出てきたにも拘らず約束の時間ギリギリで到着した プライベートクリニックだから、一流ホテルみたいに玄関に乗り捨てしたら、後は駐車場係りの兄ちゃんが管理してくれることになってたんで助かった これが自分で駐車場みつけてグズグズしてたら絶対遅刻だった
オットに受付してもらってる間に、おばちゃんは我慢できず
出てみると、オットは待合室の外のソファーに座ってる
“Rendina教授はたった今、オペ室に下りたところです”“生憎、どれ位お待ち頂くことになるかわかりませんが、、、お待ち下さい”って言われたらしい
時間潰し用の編み物持参して来てよかったーー
覚悟を決め、しっかり腰を落ち着けるとしばらくして、白衣を着た人が私達の前を通り過ぎた そして受付で私の苗字が語られてる
Rendina教授とのご対面は、とっても親身あふれるものだった
そして、
“電話をもらってから、2年前事故直後に気管支を手術したサンジョヴァンニ病院の教授にも直接電話で当時の手術について詳しい話を伺ったり、私の友人でもある貴女の気管支専門の主治医とも何度も話しました。私は気管支再生手術を専門・得意とする外科医です。外科医にとって、手術をすることを決めることは大変難しいことですが、手術をしないと決めることは更に難しいことであることを最初にご理解下さい。しかしながら貴女のケースをよくよく考えた結果、私としては、手術しないことを決めることにしました。理由は、その手術がとても困難極まるものである上に、それらのリスクに対して、術後得られるものが非常に少ない、現在貴女は度々出る咳・痰が悩みだけであって、それらは命に関わる問題ではないし、肺も正常に機能している、たとえ手術に成功したとしても手術したからといって咳が出なくなるかといったら、それが解決する保証はなく、同じ問題が残る可能性は大いにあります。例えば、ステントが入ってることによって、頻繁に高度の熱が出る、問題の箇所が化膿している、などのシリアスな症状があればまた話は別ですが、貴女の場合幸いにも、そういった症状はない、ステントが入っていることによって生活に支障をきたすということはないということを考慮すると、その困難な大手術を受ける価値が見当たりません。確かに1年半では期待していた結果がステントからは得られませんでした。かといって、この先絶対あり得ないかといえば、可能性は後になればなるほど出てきますし、ステントの性能も年々高度化されていくことも間違いありません。ステントを入れ続けて得られるかもしれない結果の方が、手術を受けても得られない結果に勝るのです。もし、貴女がお望みなら、次回、ステント除去の時期が来たら、自分のクリニックで貴女の気管支専門主治医と一緒に手術することも可能です。”という話をされた
すっかり《手術を受ける》その気になってたイタリアのおばちゃんもオットもなんだかキツネにつままれたような・・・ タヌキに化かされたような・・・
15分のRendina教授との面談で人生設計がコロッと変わってしまった
なにもかも手術の日取りが決まるまでは・・・と保留にしてたことが、、、イッキに現実化
スポーツジムに行って、1年会員の契約してこようっと
できれば来月、、、オットとチューニジアに旅行の計画立てようっと
来年6月、ムスコの夏休み突入と同時に日本里帰り旅行しようっと
19時頃には
クリニックを出てきたけど、、、気持ちはとっくに外食モードだったし、話の内容が内容だっただけにイタリアのおばちゃんのおごりでピザを食べに行くことに
テヴェレ川沿いまで来ると、渋滞で車の流れが麻痺してたので、丁度駐車スペースがあったので、徒歩で橋を渡ることにし、車から降りた時、オットがさっきクリニックで虹色大判傘を持って降り置いて来たことに気付いた 傘ナシでそこからピザ屋に行くのはあまりに危険だったんで、再度車に乗り、ピザ屋にもう少し近い所で駐車場を探し、ピザ屋に辿りついた
食べてる間にすごいこと降りだし、雷まで鳴り出した
食べ終わっても止みそうになく、しばらくお店で待ってたけど、勇敢なイタリアのおばちゃんのオットは、犠牲となり雨の中ひとりで旅立ち車でお店まで迎えにきてくれた
まだ終わらない
いつものように、テレビを観ながら居眠りしていた12時頃
ふと気がつくと、オットが携帯電話に応えてる(呼び出し音には気付かなかったおばちゃん)“警察からだった・・・車に木が落ちた”
オットは、とりあえず、ジャージにつっかけで様子を見に出て行き、寒いから帰って来てカシミヤの帽子を被りとダウンを着て出直した
しばらくクレーン車が来るのを待ってたけど、なかなか来ないんで、警察の人が“ここは私等が待ってて、クレーン車が来たらもう一度連絡してあげるから家で待機していなさい”と言ってくれたといって帰って来た
もう一度連絡があって、出かけて行き帰って来たのは夜中の3時過ぎだった

冬時間に

2008-10-27 00:17:34 | オットのこと
変更となる今朝は、1年の内最高に幸せな朝
いつもより1時間多く眠れるから
昨晩は、オットのグループのライブがあり、遅くなったから尚更今朝の1時間睡眠時間の延長は貴重だった
ライブには、ちゃあちゃんと旦那さんのクラちゃんとが聴きに来てくれた ありがとう
このお店はいつも結構ハヤッてるが、昨晩はさらに土曜日の夜ということもあり満員御礼だった
オットのステージ衣装にご注目 イタリアのおばちゃんがこないだ浅草の仲見世通りで見つけて買ってきた、見る角度によって絵が変わる(普通に見えるアトムと中身が機械のアトム)鉄腕アトムのTシャツ、、、
・・・というわけで、日本からお電話くれる際は現在日本との時差は8時間なので、よろしく
今日は日帰りでムスコが上京して来たので、さっきフラミニオのフリーマーケットに行ってきた
オットは3人分入場料を払って、自分には5ユーロのブレスレットと江戸川乱歩の本1冊、ムスコにバーバリーのシャツ35ユーロを買ってやり、イタリアのおばちゃんは自分で白いセーター10ユーロと牛柄のワンピース30ユーロを買った サッカーのテレビ観戦が終わったらムスコを送りがてら夕食は外食の予定なので今日は日曜日らしい日曜日だった

イタリアのおばちゃんのオットは、

2008-10-25 01:51:09 | オットのこと
たいへん疲れている
おばちゃんが2年前事故に遭い、4ヶ月入院してる間にひとりで住んでた家を引き払い、おばちゃんの家に手を加え、ガレージを整え、引っ越しをし、退院直前に腰の骨にヒビがはいりおばちゃんに付き合って松葉杖つきになり、おばちゃんの退院を待つようにして自分の手術をしてもらい、交替で1ヶ月ほど入院し、退院してからは一緒にリハビリ通院に通い、ノンナとお義姉さんのケンカが発生し、新たに家探しを始め、人事異動で支店に島送りになり、このお家がみつかり、この家を買って、おばちゃんの黄色いお家を売って、ノンナのお家も売って、このお家の改築工事・引っ越し・ノンナとの同居があり、もしかしたらクリスマスまでもちこたえるかなと期待したのも束の間、ノンナが亡くなって1ヶ月ちょっと
もともと仕事に行きたくない病のオットがこれらのイベントを乗り越え皆勤するはずがない ますます仕事行きたくない病が重くなり登校拒否の児童のごとくつべこべつべこべ理由を重ねる日々が続いていた 先日、ダイエットの検診日で先生に「血圧が高すぎるから即、心臓の医者に診てもらえ」と言われ、オットはビビッて心臓の医者にかけつけた その先生からも「甘く見ると危険」と更に脅かされ肝臓と腎臓のチェックアップを早速行うように言われたらしい というわけでこないだから10日間ほど自宅療養という名目で家にいる
昨日は、弁護士に報奨金の支払いに行って来た・・・
支払方法は10枚の小切手に金額を分けて、とのリクエストだったんで小切手帳を1冊新調し準備万端で出かけた 仕事柄、小切手を切るのはいつもオットに任せてるので昨日もオットはセッセと小切手10枚に金額を書き “ほいよ、気張ってサインしな、10枚だからな”と用意してくれた 2・3枚ほど書いて金額に目をやると “アンタぁ・・・間違ってるぅ”
小切手の書き方:右肩に数字で中央に文字で金額を記入することになってる
中央の文字での記入:例えば12300ユーロだとDODICIMILATRECENTO/00という具合にユーロ単位までを文字で/で区切りその後にセント単位を数字で記入することになってる
ところが、DODICIMILA/300って百ユーロ単位以降を数字で書いてある
しばらく唖然となる2人
弁護士は、笑って“大丈夫、大丈夫、明日カライビに逃げるわけじゃないだろう???”“こっちから家にとりに行くから心配しないで”と許してくれた
“旦那の方の損害賠償金額増やさなあかんな”といいながら

イタリア温泉物語

2008-10-18 21:14:27 | 
話が前後してしまうけど、、、
先週の金曜日(10月10日)から日曜日、またまたトスカーナのBagno Vignoniにジョルジョ夫婦と2泊3日で温泉浸かりとフィレンティーナ牛を食べに行って来た
ちなみに写真は2人前
ここの温泉は事故の直後にそのジョルジョ夫婦と行く約束になっていて、薬で昏睡状態にされていた間に夢で見た温泉、事故から5ヵ月後退院直後に念願叶えに行って以来これでかれこれ5回目か6回目となる 勿論ホテルには顔馴染み、スタッフも会う人会う人が“おかえり”と挨拶してくる
まわりのレストラン情報も熟知してるので、他の人と行くとまるで添乗員気取り
今回、予約をとってから気がついたら、10月12日はローマの日本人学校のバザーの日だった 諦めていたら、でも、ジョルジョ夫婦が日曜日はお昼には帰宅したい・・・というので、ギリギリセーフで焼きそばを食べに寄ることができた
私は5~6冊適当に文庫本をあさり買いし、オットは韓国食品屋さんのテントでアロエジュースを買って帰った
来年こそはゆっくり行こう・・・と言いながら