イタリアのおばちゃんとオット´s 日記

イタリアのおばちゃんが語る、ローマでの平々凡々な人生&オットの腎移植体験記と透析生活回想録

いくら

2009-12-13 23:55:55 | 行事
なんでもそんなオットにクリスマスツリー取りにガレージ行こうとは言えず、我が家はクリスマスっぽいものが何にもない
だから、こないだ、買い物のついでに99セントショップでシルバーのスプレー掛けしてあるフラワーと、道端のお店でちょっとだけクリスマスっぽい柄のテーブルクロスを買ってきて、飾ってみた
3つぶら下がってるのは、ミニ・ヌテッラだよ~~ん
この度好評で、菊ちゃんとこのお嬢様お二人とフランソワご夫妻から再リクエストを受けた・・・
ミニだけど、中身は本物なのだ

あのあと

2009-12-13 22:48:40 | 自分の健康のこと
オットのふくらはぎのエコをとってもらいに、《イタリアのおばちゃんがすでに足骨折でお世話になったクリニック》ヴィッラスチュアートに行ってきた
診断結果は、ベーカーのう腫というものが足がつった時破裂して腫れたんだといわれ、医療用タイツ(『白鳥の湖』もマッツァオなほどピチピチ肌色タイツ)を日中着用するように言われた
その足で閉店間際の医療品屋さんに滑り込みでそのタイツを買い、昨日1日着用しただけでかなり痛みが和らいだらしい・・・
だが、日本出発への迷いはまだまだ抜け切れない
イタリアのおばちゃんも、航空券代もったいなさにオットを残して出発するぞぉぉぉと、一時は考えたが、やっぱり・・・
だって、オット、もともと普通の靴下だって自分で履けないくらいなんだから、こんなピチピチなタイツひとりで履けるわけがないんだし
とりあえず、明日、シャントの埋め込み手術を受けに16時フォルラニーニ病院へ行って、肉屋のおじさん先生とよーーーく相談してくるつもり
そしてあさって、整形外科医のジャンドメニコにも会うことになってるし

ドラマチック

2009-12-11 05:07:08 | 自分の健康のこと
な日々が展開している
前回のブログの翌日(先週の金曜日)、予定通りに今までずっと通っていたサントスピリト病院の腎臓科で精神科医の診察を受けにふたりで行った
てっきり一緒に話させてもらえると思ってついて行ったのだが、“第一回目の診察はとりあえず本人だけで・・・”とイタリアのおばちゃんは待合室とは絶対言いがたい腎臓科の入り口の椅子で待たされることに
特に新しいことを言われたわけではなく、とにかく、この「腹膜透析」にむけてこころの準備をすることが主旨だったようだ
精神科医との診察が終わり、出てきて、そのちんけな待合い椅子のところで、立ち話ついでに月曜日、また血液検査をしてその後すぐ腎臓科の医師との面談するように指示された
食事療法のことを最近日本語のネットで色々調べて、ただ、調べれば調べるほど勝手に自分でやるのは危険で必ず専門の医師か栄養士の指示の元で行うように。。。とのことが書かれてある為、なかなか実行には移せずいたので、その場で口を挟んでみた。。。医師の反応は“今更・・・そんな事態じゃない”みたいな表情をされた
だけど、今までなんにもそういうことのアドバイスもなければ、何を食べちゃいけない、何をどんだけ食べれとか、いっさい関知ナシでとにかくじっとクレアチニン値が上がるのを指をくわえてみてるだけだったのに
まぁ、下手に医者にはむかっても利点はないからおとなしく“はい”“はい”と帰ってきた
その日の午後、オットの友人の友人を介してフォルラニーニ病院の腎臓科の先生を紹介してもらい月曜日にアポが取れた
その後、再びサントスピリト病院から連絡があり、月曜日の血液検査は、緊急検査扱いにして即結果が出るように手配するので朝一番で来るように・・・と時間変更になった
そして、、、月曜日
まずは、サントスピリト病院へ血液検査へ
医者との面談は後日・・・といわれてたので、オットひとりで
帰ってきたオットは
というのも、金曜日、そのようなことを医師同士で話しているのはなんとなくわかったが、、、透析を始める為にカテーデルを埋め込む手術を行わなければならず、その手術日として今月10日を外したら次回いつできるかわからない。。。で、10日にその手術を受けるのであれば今日中に返事をしなければ手術室の確保ができないと言われたらしいのだ
オットは、“今日中に返事は必ずします”とやっとこさ言って帰ってきたらしい
そして、お昼ごはんも食べるか食べないか(きっとオットの喉は何も通らなかった状態だと思う)でもうひとつのアポのフォルラニーニ病院へ
そこで待ってたのは、腎臓の医者の顔には程遠いようなごっつい肉屋のおじさんのような先生で、一目でイタリアのおばちゃん夫婦はその先生に信頼感をもった
早い話、
オットの腎不全が数値的に透析を受けなきゃいけない状態まできていること
透析には現在2つの方法があって、1つはすでに薦められている腹膜透析、お腹にチューブを差し込んで、そのチューブは常に外界にぶらさがったまま、自宅で長時間かけて自身で行う方法で利点としては、通院しなくてよいこと
もうひとつは血液透析、腕にシャント(バイパスみたいなもの)を埋め込み週に3回の通院が必要で利点としては、通院の拘束以外は普通の生活が送れること
どちらの場合もその準備期間にチューブかシャントが安定するまで2~3週間を要し、でも、シャントさえ入れておけば、万が一旅先で緊急透析が必要になった時もりようできること
オットの日本に行く大きな目的はにある・・・ことを告白すると、だったら、腹膜透析なんかしたら、温泉どころか家のお風呂にも入れんぞっとアクティブに生活したいんであれば、絶対血液透析の方を選ぶべきなこと
を教わり、イタリアのおばちゃん夫婦は眼からウロコ状態だった
もう、その場でそのシャントを作ってもらう手術の予約を入れてもらったのは、言うまでもない
昨日、サントスピリト病院から“透析にむけて食事療法の献立を作成したので取りに来て下さい”と呼び出しを受け、代理で取りに行った
いまさら・・・って顔に書いて
今日は、更にもうひとり、これもまたまたお友達の紹介で教えてもらったトル・ベルガータ病院の腎臓医を訪ねて行った
女医で、肉屋のおじさんとは似て似つかぬ全然違うタイプだったが、この先生も見解はやはり肉屋のおじさん医師の指示は正しいと太鼓判を押してくれ、さらに、色んな我々の質問・相談に親切丁寧に事細かに説明してくれ、とっても安心して帰ってきた

・・・というわけで、
オットは、今度の月曜日、血液透析を始めるために必要なシャントをいうもんを腕に埋め込む手術を受ける(4時間くらいの手術で部分麻酔だそうな)
12月26日、日本にむけて本当に出発するかどうかは、実はまだ迷ってて、月曜日手術をしてもらう時、もう一度肉屋のおじさん先生とよく相談してから結論を出そうと思っている様子
オットが旅立たない結論を出した場合、イタリアのおばちゃんは、一人分でももう支払ってしまった航空券代をにしないためひとりで帰国する予定

あと、腎臓とどれだけ関係があるかわからないが、、、
丁度1週間くらい前、オットの左足のふくらはぎがつった
翌日、腫れて歩くのも困難なほど痛くなった
火曜日、世の中は「無原罪のお宿りの日」で祭日だというのに、朝から夕方までサンジョヴァンニ病院の緊急救命に入り浸っていた
ふくらはぎはやっぱりひどくつったトラウマから起きた筋肉障害と診断されたが、そこででも血液検査を余儀なくされ、腎臓で緊急入院させられそうになり
免責書類にサインしてやっと出させてもらった
・・・じゃないと、今頃、サンジョヴァンニのベッドで寝てるとこだった

オットが

2009-12-03 18:25:13 | 思ったこと
全然元気になってくれない・・・
インターフェロン治療が終わって、先々週の金曜日は定期血液検査があって、先週金・土は(イタリアのおばちゃんのプロテクターブーツも外せたことだし)ずいぶん長いことお預けになってしまっていた恒例のトスカーナ温泉旅行も予約がしてあって、年末年始はふたたびジャッパンで年越しだし、これからは、楽しいことばっかり・・・と思ってたのに
血液検査の結果は、C型肝炎はインターフェロン注射を打たなくなって3週間しても陰性のままだからよかったよかったなんだけど、
クレアチニン値が、、、治療中よりも更にあがって、言われていた『人工透析』が具体化する数値にまで。。。
本人、まだまだからだのあっちこっちが痒くてそこら中引っ掻き傷だらけ夜は不眠症でほとんど寝れないだから血圧があがるのか、血圧があがるからクレアチニン値があがるのか、とにかくどっちも異常に高い
先週の月曜日、温泉旅行をひかえて、インフルエンザっぽい熱が出て、あやうく温泉旅行おながれになりそうだったけど、本人自身が行きたいもんだから、無理矢理回復して強行に行ったけど、、、
一番の楽しみにしていた、「スチームサウナ」が故障してて入れなかったし
敏感肌になってしまってるオットは長湯ができず、半分くらいしか楽しめないし
翌日の朝風呂も寝不足がたたってパスする羽目になっちゃうし
さんざん・・・
昨日の朝、腎臓の専門医の病棟で血液再検査に行き、『人工透析』について講習を受けてきた
一番ショックだったのは、『温泉に行けない』みたい。。。ということ
透析にも色々方法があるらしぃんだけど、オットみたいなしょっちゅう旅行に出かける(出かけたい)タイプの患者には腹膜透析っていうのがふさわしいらしんだけど、お腹にチューブを挿しっ放しになるわけだから、海水浴はもっての外、お風呂や温泉みたいなばい菌がいっぱいいそうなところには浸かっちゃぁいけないってことらしい
普通、透析を始めると、自動的に『腎臓移植』のウェイティングリストに載せられ、運がいいと数ヶ月で新しい腎臓がもらえるらしい
で、新しい腎臓がもらえたアカツキは、勿論透析の必要はなくなるし、厳しい食事制限もなくなるらしい
でも、これはあくまでも、医療に携わる(開発・研究が大きな目的)医師達の申し分であり、イタリアのおばちゃんとしては、“本来の自然のままの身体に触らないで済むものであればそれに越したことはない”と主張したい
いえば、すべての治療・手術は医者にとっては多くの中の1例にしか過ぎず、患者にとっては一回きりですべてだと思うから
実際、オットもホメオパシーにも通っていて、そこの先生も“(透析なし)で治癒できる”と信じているらしい
が、オット本人にしてみれば、所詮、みんな、他人事
誰も、確実な100%の保障をしてくれる人はいないのである
イタリアのおばちゃんにしたって、色々調べれば調べるほど、何が本当に正しくてオットによいかなんてわからなくなり、結局は何もしてあげられない始末
それでも、午後は気分を換えるために、、、ガブリエッラと「映画+マクロビオティック」ツアーにでかけた
ら、オットの携帯にお義姉さんから今度の土曜日、お食事にお誘いがかかった
実は、先月中頃すでに、オットはお義姉さんとの会話でクリスマスのランチを一緒にするとほとんど承諾して、“イタリアのおばちゃんは絶対行きたくない、あんた達(オットとムスコ)行きたいんであれば2人で行ってよね”と言い合いをしていた
こないだ、ロベルタとおしゃべりしてて、そのことが話題になって、
“あんたの気持ちはよーーーーーくわかるし、あんたの言い分は絶対間違ってないとも思うけど、世の中、特に結婚してると、納得がいかなくっても家族のために我慢しなきゃいけないことって時々あるんだよあんまり石頭に考えすぎず、オットのためぇぇと頑張ってみればぁいつかオットがあんたのために我慢しなきゃいけない時があるかもしれないし”って説教された
で、昨日、でもオットはこのロベルタとの会話を知らないわけだから、前回のクリスマスのこともはっきり決着がついてない上に、またまた、イタリアのおばちゃんの今度の土曜日の都合もお伺いもたてないままOKしちゃったオットに、とりあえずは大きく反逆にでたけど、少し考えて・・・
オットの性格上、些細なことでも心配事や悩み事があると血圧が上がってしまう、血圧が上がるとクレアチニン値もあがってしまう
実際、考えてみると、この3週間インターフェロンを打ってもないのに、血圧とクレアチニン値が上がったのは、大いにイタリアのおばちゃんの骨折事件で心労が重なったと予想される(ごめん
その上、イタリアのおばちゃんの石頭の主張を貫き通すことでオットの血圧とクレアチニン値が上がれば、殺人行為に繋がるのかもしれない・・・
“わかった、交換条件にしよう
“あんたが行きたいんなら、今度の土曜日の食事もクリスマスのランチも我慢して一緒について行ってあげる
“その代わり、あんたのその否定的なモノの見方・考え方《コップ半分のお水》を《半分空っぽ》から《半分いっぱい》に変えるよう努力して
オットは、この交換条件に勿論&即『ウン』と言ったが。。。
はてさて53歳にもなったおじさんがそんな簡単にモノの見方・考え方をかえられるものなのか
P.S.
明日金曜日、病院側が紹介してくれた精神科医との面談があるから一緒に行ってくれねぇぇぇ

イタリア行きたいけど透析が・・・

と、お悩みの方!
イタリア専門ツアーオペレーターまで是非ご相談下さい。