南の島で幼稚園の先生になろう!

帰国しました。日本で元気に職場復帰しています。

頼りになる存在

2006年09月21日 | ミクロネシアの幼稚園
頼りになる存在

幼稚園にはいつもたくさんの大人がいます。
まず職員が僕とメインティーチャーのシニーターとサブティーチャーのジュディー、そして給食を作る       ドライバーのジョン。
他にもいっぱいそれは保護者です。

毎日ほとんどきまった保護者が幼稚園に来て、子供のそばにいてくれたり、給食作りを手伝ってくれたり、掃除をしてくれたりします。
最初は「えー、ずっといるんですか?」という感じでしたが、今では逆にありがたいです。

それは、やはり教師の3人だけでは、うまくコミュニケーションが取れずに、3人いることでいらだってしまうことがあるのですが、保護者がいることでいい意味で緊張感が生まれたり、中和されたりします。

また、保護者がいる子供限定ですが、保護者にダイレクトに話が出来るということ。
ステップをしなかった子がいるとすると、「お母さん、大丈夫だからね」と励ましたり、「今日はがんばっていたね」と一緒に成長を喜ぶことが出来ます。

そして何よりありがたいのは、僕の保育のときに通訳をしてくれることです。

今、朝の9時ぐらいから30分ぐらい(その日によって異なりますが)3人の先生が6-7人の子供をそれぞれ別のカリキュラムで指導しています。

例えば僕は数字のカウンティング、シニータは発音、ジュディーはライティングといった具合に。

そんな時に横にお母さんがいてくださると「先生は今こういっているのよ」とポンペイ語で子供達に話をしてくれます。

また、今日は途中から昔からあるお話をお母さんが子供たちにしてくださいました。

ライリーのお母さんはとても明るく、穏やかで、僕ととても話があいます。
現地の先生より話が合うかも、というか子供に対して温かくすごく先生に向いている人です。

日本では、保護者が見ているとすごく構えてしまうことがありますが、こちらのそんな保護者に助けられながらの保育にも少しずつ慣れてきています。



今日は早く目が覚めたので、食堂でお湯を沸かしながら、食堂の掃き掃除の後、モップで拭きました。今食堂などの部屋はとてもよく汚れます。

なぜなら、最近芝生を刈り込んだので、切った芝生が足の裏などについて、部屋に上がりこむからです。

そして、子供たちが「漢字で名前をつけて」というリクエストに答えて考えた漢字を習字の筆ペンで書いてみました。

するとお孫さんのコスタンさんがやってきて、日本語の話になり、カタカナ表を作りながら、お勉強タイムになってしまいました。

今、このスローな朝食がとても気に入っています。
コスタンさんも今は仕事が休み(長期休暇)なので、時間がたっぷりあります。
夜はお祖父さん以外の大人の人とはあまり話すことがないので、この時間も大切です。

今の段階では仕事を家に持って帰ってすることがないので、家で過ごす時間はゆったりしています。
その原因を考えると、やはりテレビのような気がします。
僕の家にはテレビがありますが、僕はちゃんと見たことがいまだかつてありません。

おじいさんはや子供たちはよくDVDを見ていますが、僕はあまり映画とかが隙ではないので。

日本とポンペイの違いのほうが大きいでしょうが、テレビを見るか否かもかなり生活のゆとりが違ったものになるように思います。

ふと頭をよぎるのは「日本に帰ってもテレビを見ない生活を続けてもいいかもしれない」ということです。
なかなか現実は難しいでしょうが、そんな気持ちにさせてくれます。

決して怠けたり、だらだらしたりして、過ごすという意味ではなく、ゆったりと過ごせる今の環境を、ゆったり時間が感じられる時を享受したいと思っています。
コメント
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