南の島で幼稚園の先生になろう!

帰国しました。日本で元気に職場復帰しています。

南の島で慣れることと感動することについて考えてみる。

2007年10月18日 | ミクロネシアで思うこと
南の島で生活を始めて、はやくも1年と3ヶ月が過ぎました。
この島に来て当初見るものが新鮮でした。
私の幼稚園は海に面していて、目の前は海が広がり、海にはマントゥ島が浮かびます。
家から幼稚園まで3分の道のりですが、歩いて海が見渡せます。
昔から南の島で生活したかった僕にとっては願ってもない環境。

家からは教会が見え、朝は教会の鐘の音で目を覚まします。

家族が作ってくれるローカル料理の数々。
夜には天気が良ければ、まるで宝石が散りばめているように見える星空。
そして、月の光にやしの木の影が浮かび、川のせせらぎの中で歯磨きをします。

南の島の可愛らしい子どもたち。やさしい家族、楽しい隊員仲間。

日本から来たときはその一つ一つに感動していたけど、今はどうだろう?

感動していたことが当たり前、つまり日常へとなっている。
それって悲しいことでもあるけど、この島の生活に順応して、自分がこの村の人間になってきていることでもある。

慣れること・順応することは成長であると同時に、感動という研ぎ澄まされた感覚が鈍っていくことでもある。

慣れなきゃ活動なんて進まない、でもいつまでも新鮮な気持ちでいることも大切。

後残り少ない生活もこの島でしっかりと根を下ろし、ローカルに根ざしながら、ローカルの視点でみることを大切にしたい。それはここに長く住まなければ、できないことだから。

もちろん1年や2年で分かりきるものでは、ないけれど。

そうしていきながら、いつまでも新鮮な研ぎ澄まされた感覚で感動していきたい。

最後まで感動し続けられる生活を続けていきたい。この島に慣れ親しみながら。

コメント (4)
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