現在、地球周回軌道上にいるスペースシャトル「ディスカバリ」のオービタですが、着陸地の天候不良のために帰還日が延期されています。
# 最速で本日18:07頃(JST)とのこと
昨日のケネディ宇宙センタ(KSC)は天候不良だったようなので、第一着陸地であるKSCに着陸できなかったのは分かるんだけど、何で第二着陸地のエドワーズ空軍基地に着陸させなかったのか分からなかった。
その理由が、どうも「船体輸送コスト」らしい。KSC以外に着陸しちゃうとオービタをボーイング747に載せてKSCに運ぶ費用がかかるから、できるだけKSCに着陸させたいらしい。
# まぁコストは大事だが、安全な着陸も大事だと思うんだけど…。
帰還日延期後のスペースシャトルのフライトスケジュールは、以下の通りです。
- ミッション
国際宇宙ステーション組立てフライト LF1
- ビークル
ディスカバリ
- 発射台
39B
- 打上げ
2005年07月26日10:39:00:07(EDT)/2005年07月26日23:39:00:07(JST)
- 軌道投入高度
122海里 (225.944km)
- 軌道傾斜角度
51.60°
- ISSドッキング
2005年07月28日07:18(EDT)/2005年07月28日20:18(JST)
- ISSハッチ閉鎖
2005年08月06日00:24(EDT)/2005年08月06日13:24(JST)
- ISSアンドッキング
2005年08月06日03:24(EDT)/2005年08月06日16:24(JST)
- 着陸地1
米国フロリダ州ケネディ宇宙センタ(KSC)
- 着陸時刻1(KSCの場合)
2005年08月09日05:07または06:42(EDT)/2005年08月09日18:07または19:42(JST)
- 着陸地2
米国カリフォルニア州エドワーズ空軍基地(EDW)
- 着陸時刻2(EDWの場合)
2005年08月09日08:11または09:47(EDT)/2005年08月09日21:11または22:47(JST)
- 着陸地3
米国ニューメキシコ州ホワイトサンズ宇宙基地(NOR)
- 着陸時刻3(NORの場合)
2005年08月09日06:38または08:13(EDT)/2005年08月09日19:38または21:13(JST)
- 期間
14日間(13日と21時間32分48秒?)
大気圏再突入、滑空、着陸などが無事でありますように。
# 燃料電池の関係で、着陸リミットは8/10らしい
● 2005年08月09日追記
NASAの
Return to Flightのページによれば、07:06(EDT)/20:06(JST)頃にエンジン噴射を行って、大気圏再突入したようです。